セキュアエレメント |
辞書:科学用語の基礎知識 電子用語編 (NELECY) |
読み:セキュアエレメント |
外語:SE: Secure Element |
品詞:名詞 |
外部からの解析攻撃に耐えるセキュリティ能力を持った半導体製品の総称。
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概要 |
安全にデータを格納できるメモリーや、暗号ロジック回路などを持っているものをいう。
メモリーについては、ICカードの表面を剥がしていきICを露呈させ、ICの内容を読み取るなどの攻撃が想定される。このため、データ自体を暗号化して保存するだけでなく、物理的破壊への耐久性も求められており、表面を剥がすと回路などが同時に物理的に破壊されるようなタンパー機能(耐タンパー性)が搭載されることが多い。
特徴 |
一般的にはICカードチップのコア部分や、セキュリティ機能を搭載したICカードのリーダー・ライターのマイコン内に存在する。
また、携帯電話機に搭載されるUIMなどに搭載される例もある。NTTドコモは、ソニーと提携し、ソニーのFeliCaで使われているセキュアエレメントを搭載したminiUIMカードを2013年2月から提供開始予定としている。このセキュアエレメントは、NFC(ISO/IEC 14443 Type A/B)の決済に用いられる。
FeliCaの場合は最初からセキュアエレメントが内蔵されているので問題ないが、Type A/Bはそうではないので、別途セキュアエレメントが必要となる。
リンク |
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