スカラー型プロセッサー |
辞書:科学用語の基礎知識 半導体用語編 (IYIC) |
読み:スカラーがた-プロセッサー |
品詞:名詞 |
単項演算や二項演算を行なうことを前提に設計されたプロセッサーのこと。
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概要 |
基本的にはレジスターに格納された値の単項演算や二項演算のみを処理できるプロセッサーである。RISCを中心に、一部には三項演算(dst=src1 op src2)が可能なものもある。
最近のプロセッサーではMMXのように簡単な行列演算を行なうことができるものも存在する。
特徴 |
比較的単純な命令を、連続して実行することで処理するプロセッサーである。
現在ではスカラー型プロセッサーであっても並列処理技術が上がったため、スカラー型でも高価なベクトル型プロセッサー並の処理能力が出せるという意見もある。
実際にはベクトル型プロセッサーとスカラー型プロセッサーでは得意とする分野がはっきりと分かれているため、どちらがより優位であるとかいう議論は、あまり参考にならないようだ。
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