コペルニシウム
読み:コペルニシウム
外語:Cn: Copernicium
超重元素
の一つ。仮名ウンウンビウム(Uub)。
目次
情報
基本情報
一般情報
原子情報
物理特性
同位体
性質
特徴
安全性
適用法令
危険性
有害性
環境影響
発見
ドイツ
その後
命名権
主な化合物
前後の元素
情報
基本情報
一般情報
元素記号
: Cn
原子番号
: 112
周期
: 7
族
:
12族
(IIB族)、亜鉛族
分類: 卑金属
原子情報
原子量
: [285]
電子配置:
1s
2
、2s
2
、2p
6
、3s
2
、3p
6
、3d
10
、4s
2
、4p
6
、4d
10
、4f
14
、5s
2
、5p
6
、5d
10
、5f
14
、6s
2
、6p
10
、6d
1
、7s
2
[
Rn
]5f
14
、6d
10
、7s
2
電子殻
: 2、8、18、32、32、18、2
原子価: (該当資料なし)
酸化数: (該当資料なし)
物理特性
相
:
液体
(推定)(理由は後述)
融点
: (該当資料なし)
沸点
: (該当資料なし)
密度
: (該当資料なし)
比重
: (該当資料なし)
CAS番号
: 54084-26-3
ICSC番号: (登録なし)
水への溶解性: (該当資料なし)
同位体
安定同位体
は存在しない。全ての同位体が
放射性同位体
である。
同位体
天然存在比
半減期
崩壊
崩壊後生成物
277
Cn
‐
α崩壊
273
Ds
280
Cn
‐
1秒
自発核分裂(SF)
α崩壊
276
Ds
283
Cn
‐
4秒
α崩壊
279
Ds
自発核分裂(SF)
285
Cn
‐
約30秒
α崩壊
281
Ds
性質
この元素は
水銀
と同じ12族に属する。
周期的な特性(
s軌道
の閉殻性)により単体は水銀より更に
揮発性
であると予想されており、もって常温常圧では
液体
であると考えられている。但し融点を観測するだけの量と半減期がなく、現時点では観測できていない。
特徴
安全性
適用法令
放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律
放射性同位元素
試験研究の用に供する原子炉等の設置、運転等に関する規則等の規定に基づき、線量限度等を定める告示
危険性
引火点: (該当資料なし)
発火点: (該当資料なし)
爆発限界: (該当資料なし)
有害性
刺激
腐食性: (該当資料なし)
刺激性: (該当資料なし)
感作性
: (該当資料なし)
毒性
急性毒性
: (該当資料なし)
慢性毒性
: (該当資料なし)
がん原性: (該当資料なし)
変異原性
: (該当資料なし)
生殖毒性: (該当資料なし)
催畸形性
: (該当資料なし)
神経毒性: (該当資料なし)
環境影響
分解性: (該当資料なし)
蓄積性: (該当資料なし)
魚毒性: (該当資料なし)
発見
ドイツ
1996(平成8)年2月9日、ドイツのヘッセン州ダルムシュタットの重イオン科学研究所(GSI)の加速器で、
208
Pbに
70
Znイオンを衝突させるという方法で作りだされた。
製法は
208
Pb+
70
Zn→
278
Cn→
277
Cn+nである。
277
Cnの半減期は、一説には約240msだったとされる(資料なし)。
その後
その後も、PbにZn、あるいはUにCaを衝突させるなどの方法で次々と作り出され、その兆候が研究された。
日本の理化学研究所も追試に参加している。
命名権
この元素の命名権はドイツのGSIに与えられた。GSIは
地動説
を提唱したポーランドの天文学者
コペルニクス
にちなみ、コペルニシウム(Copernicium)を元素名として提案した。
そして、コペルニクスの誕生日1473年2月19日(文明5年1月22日)にちなみ、IUPACが2010(平成22)年2月19日に命名を発表した。日本化学会も、2月26日までに正式和名を「コペルニシウム」に決定した。
主な化合物
(未確認)
前後の元素
111
レントゲニウム
‐ 112
コペルニシウム
‐ 113
ニホニウム
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