ケルビン
読み:ケルビン
外語:Kelvin: Baron Kelvin of Largs

 アイルランド生まれの物理学者で、本名をWilliam Thomsonという。生没年は1824(文政7)年〜1907(明治40)年。数学教授の父を持ち、二人の兄もケルビンと同様に物理学者である。1845(弘化2)年にケンブリッジ大学を卒業、翌1846(弘化3)年にグラスゴー大学の教授に就任し、英国の大学としては初の物理学実験室を作った。その後1866(慶応2)年に爵位を得て、1890(明治23)年に王立協会会長となる。
 電気伝導や熱伝導の研究を専門とし、1851(嘉永4)年に熱力学の第二法則を発見する(トムソンの原理)などの業績から、物理学などで使われる温度単位としてその名を残すこととなった。

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