ケトプロフェン |
辞書:科学用語の基礎知識 薬学・一般薬編 (BPHARI) |
読み:ケトプロフェン |
外語:Ketoprofen |
品詞:名詞 |
非ステロイド系消炎鎮痛剤(NSAIDs)。1967(昭和42)年にフランスで合成されたアリルプロピオン酸系薬剤。関節痛や筋肉痛に用い、腫れや痛みを和らげる。
分子式C16H14O3。分子量254.28。融点94℃〜97℃。CAS番号22071-15-4。化学名は2-(3-Benzoylphenyl) propanoic acid。
ケトプロフェン
製品例にメナミン座薬(中外製薬)、エパテック坐剤(富士カプセル)、モーラス(久光製薬)などがある。
酵素シクロオキシゲナーゼ(COX)の活性を阻害し、炎症を引き起こすプロスタグランジン(PG)の生合成を抑制する作用がある。
この薬品は抗炎症作用によって炎症を鎮め、延いては腫れや痛みを和らげることができるが、病気の原因そのものを治すことはできない。あくまでも症状を和らげるための対症療法薬である。
ケトプロフェンは光線過敏症を起こす副作用があるため、貼付部を紫外線に晒してはならない。色の濃い服などで覆って用いる必要がある。
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