グラム |
辞書:科学用語の基礎知識 科学編 (NSCI) |
読み:グラム |
外語:g: gram |
品詞:名詞,重さ助数詞 |
cgs単位系、MKS単位系、MKSA単位系、国際単位系における、質量の単位。
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由来と定義 |
元々、メートル法において、グラムを質量の単位としたのが始まりである。
当初1グラムは、水の密度が最大となる4℃の状態の、水1cm3と定義された。
cgs単位系ではグラムが基本単位とされたが、しかしグラムは単位としては小さすぎたためMKS単位系以降はキログラムが基本単位となり、そして後に定義が水からキログラム原器へと変わった。
関連単位 |
国際単位系では、SI接頭語を付けることで微小または巨大な値を簡潔に表現できる。
以下は、SI的に可能性のありそうな単位である。実際には、その殆どは使用実績が無い。併記する漢字は日本における表記方法で、全て国字である。
小さい方は、グラムの下は途中を飛ばして「ミリグラム」をよく使い、その下は「マイクログラム」「ナノグラム]」、「ピコグラム」あたりまでは、化学や物理学などの分野で普通に用いられている。但し、「フェムトグラム」以下は、殆ど使われていない。あまり小さいものは、ppmやppbのような単位や、電子ボルト(eV)が使われる。
大きい方は、日常ではグラムの上は「キログラム」のみを用い、値がいくら巨大化してもキログラムで表現する例が多い。
例えば、「地球の質量は約5〓(じょ)9736垓キログラム」などと表現される(かもしれない)。実際はここまで大きいと、太陽質量の約33万分の1、のような表現がなされるが、どのように表現されても漠然と大きさが掴めないことに変わりは無い。
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