キャリーフラグ |
辞書:科学用語の基礎知識 半導体用語編 (IYIC) |
読み:キャリーフラグ |
外語:CF: Carry flag |
品詞:名詞 |
マイクロプロセッサーがフラグレジスターに持つフラグのうち、事前の演算結果がオーバーフロー(又はアンダーフロー)したことを表わすもの。
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概要 |
計算結果が桁上がりし、結果を格納できない場合に立てられるフラグが「キャリーフラグ」である。
逆に、計算結果が桁下がりし、結果が小さくなり過ぎた場合には「ボローフラグ」が立てられるが、キャリーフラグと別になっていることもあれば、共通化されていることもある。
特徴 |
ADD/SUB等の演算命令や、CMP等の比較命令において演算結果がマイナスないしレジスターに格納可能なサイズを超えたとき、キャリーフラグ(又はボローフラグ)は立てられる。
また論理演算では、シフトやローテートにおいて、余った1ビットをこのフラグへ格納する命令があることも多い。
CISC系マイクロプロセッサーでは一般的な仕様だが、RISCではこのようなフラグがないこともある。
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