カポジ肉腫
読み:カポジにくしゅ
外語:Kaposi's sarcoma
ウイルス性の感染症で、皮膚に紅色の斑点ができ、内部組織が破壊される皮膚がん。AIDS感染などにより免疫力が弱まったときに発症する。
概要
カポジ肉腫はウイルス性の感染病である。
感染のルートなどはあまり分かっていないが、精液よりも唾液による感染の可能性が高い(つまりキスでうつる)という真偽不明の研究結果がある。
報告
1872(明治5)年に、ハンガリーの皮膚科医Moric Kaposi(旧名Kohn)によって最初に報告されたため、カポジ肉腫と呼ばれるようになった。
病気自体は確認されてから古く、また発病も稀な病気だった。広く知られるようになったのはAIDS流行以後である。
種類
幾つかの種類が報告されている。
- 古典型カポジ肉腫
- アフリカ型カポジ肉腫
- 免疫抑制治療関連性カポジ肉腫
- 流行性カポジ肉腫
- 非流行性同性愛者関連カポジ肉腫
HIV感染者によく見られるのはこのうち、流行性カポジ肉腫である。
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