インフルエンザ
読み:インフルエンザ
外語:influenza
インフルエンザ感染症を引き起こす
インフルエンザウイルス
に感染する事によって起こる病。
目次
情報
符号
病原体
概要
特徴
病態
病因
検査・治療
インフルエンザの検査
治療薬
予防
予防接種
情報
符号
ICD-10
J09-J18 Influenza and pneumonia
ICD-9
487 Influenza
病原体
インフルエンザウイルス
概要
症状は類似していても、他のウイルス等による感染症である
風邪
とは、全く別の
病気
である。
風邪よりも重篤になりやすい。風邪で死ぬ者は殆ど居ないが、インフルエンザは誰でも死亡する危険性のある病である。
時に気管支炎や肺炎などを併発し重症化することも多く、小児の場合はインフルエンザ脳症などの後遺症を発生させることもある。
特徴
病態
風邪とは違い、発病するとまず39℃以上の発熱、頭痛/関節痛/筋肉痛、倦怠感などの症状があらわれる。鼻や喉から来る風邪とは趣を異としている。
その後は風邪と同様、喉の痛み、鼻汁、咳、痰などの症状があらわれる。
病状によっては、腹痛、
下痢
、
嘔吐
など、胃腸消化器系に症状が出る場合もある。
病因
インフルエンザウイルス
への感染で罹患する。
通常は、発病者のくしゃみなどによる
飛沫感染
で、経鼻や経口によりウイルスは体内に侵入する。他に、飛沫核感染(空気感染)などで感染する可能性がある。
飛沫感染の予防にはマスクが効果的だが、マスクで空気感染を防ぐことはできない。
検査・治療
インフルエンザの検査
インフルエンザの検査をする場合、発病してすぐでは正確な
検査
ができない
検査が
陽性
になるのは、発熱してから6〜12時間後されており、従ってインフルエンザで発熱してすぐ検査しても
陰性
となることが多いため、一度陰性が出ても高熱が続くようなら再検査するべきである。
治療薬
インフルエンザは、感染前の予防が原則であるが、感染後には
抗ウイルス剤
が使用される。
インフルエンザの
病原体
は
菌
ではなく
ウイルス
なので、
抗生物質
(抗菌剤)は無効である。
予防
インフルエンザの感染が防げるか否かは、体にインフルエンザウイルスの突起(スパイク蛋白)に対応する抗体を持っているか否かによる。
既にインフルエンザの免疫を持っていても、それとは異なるスパイク蛋白を持つウイルスには効果が無いため、この場合は免疫が効かず感染してしまう。
予防接種
インフルエンザワクチン
の予防接種は1500〜5000円と
病院
によってまちまちである。
なぜなら、予防接種は病気ではないため健康保険が適用されないからで、原則として全額自己負担である。つまり自由診療であるため、病院の言い値となるからである。
病院によって差が出て来るのは卸し金額の差などもある。大病院は大量に仕入れるため安価になるが、小さな個人病院ではその逆で高くなる。
また一般的には1アンプルで、13歳以上は2人分(子供なら3〜4人分)なので、予約制として効率良く回せられれば良いが、そうでなく人数が
奇数
となる場合は半分が破棄されることになる。その分を価格に上乗せすることもある(例えば二人なら一人あたり3000円で一人だけなら5000円など)。
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