アポロ11号
読み:アポロじゅういちごう
外語:Apollo 11

 アメリカの探査機。人類を月に到達させた初の宇宙船である。ミッション名AS-506。
目次

探査機の情報

基本情報

沿革
 日付は原則として国際標準時。

特徴

月面到達
 アポロ11号は我々人類が月に行き、そして帰還するという任務を与えられた最初の宇宙船だった。
 1969(昭和44)年7月21日05:17:40(JST)(20日@887)、船長アームストロングと月着陸船パイロットオルドリンが月着陸船イーグル号で静かの海南西部(東経23.63°、北緯71°)に軟着陸した。コマンドサービスモジュール(CSM)と司令船パイロットのコリンズは月の軌道に留まった。
 1969(昭和44)年7月21日11:56:15(JST)(@164)、船長のアームストロングが大地に降り立ち、続いて着陸船パイロットのオルドリンが降り立った。こうして、アポロ11号は史上初の月着陸を達成したのである。

月面探査
 アームストロングは月面から、テレビ中継で見守る世界中の人々に次のように語った。
 That's one small step for man, one giant leap for mankind.
 (これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍である)
 二人の飛行士は月面に21時間36分間滞在し、その間に21kgの月の岩石の収集、地震計の設置、及び地球と月との距離をレーザーで計測するための石英反射鏡の設置を行なった。
 更に、太陽粒子収集ローラーと呼ばれる、アルミ箔を使って太陽からの微粒子を収集し地球に持ち帰る実験も行なわれた。

記念碑
 また、アメリカとソ連の宇宙計画で命を落とした、次の3計画5人の宇宙飛行士のための記念碑が月面に置かれた。
 記念碑には、次のように刻まれている。
 HERE MEN FROM THE PLANET EARTH (地球から来た人間が)
 FIRST SET FOOT UPON THE MOON (月面に最初の足跡を残す)
 JULY 1969 A.D. (西暦1969年7月)
 WE CAME IN PEACE FOR ALL MANKIND (我々は全人類の平和を希求する)

帰還
 月着陸船は 1969(昭和44)年7月22日02:54:01(JST)(21日@787)に月を離れ、司令船と再びドッキングし、その後地球への帰路についた。
 アポロ11号は、195時間18分35秒の任務経過後の1969(昭和44)年7月25日01:50:35(JST)(24日@743)に、太平洋に着水した。
 着水地点は西経169°9′、北緯13°19′、ウェイクアイランドから南南西400マイル(640.0km)で、待機していた救助船USSホーネットより24kmの地点だった。

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