アセトアルデヒド |
辞書:科学用語の基礎知識 化学物質編 (NSUB) |
読み:アセトアルデヒド |
外語:acetaldehyde |
品詞:名詞 |
分子式CH3CHO。分子量44.05。融点竏123℃、沸点21℃。CAS番号75-07-0。ICSC番号0009。
アセトアルデヒド
独特の刺激臭のある有毒物。常温では無色透明の液体。化学名はエタナールである。副作用に吐き気などの二日酔い症状がある。またヒト細胞において変異原性や発がん性の疑いが確認されている。
血液中のアルコールが肝臓内でアルコール脱水素酵素(ADH)により分解された中間代謝物質。これは更にミトコンドリア内にあるアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)により分解されて酢酸となり、最終的には水と二酸化炭素に分解される。
しかし肝臓の処理に比べ、ミトコンドリアの処理は非常に遅いために、飲酒量がアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)の能力を超えてしまうと体内にアセトアルデヒドが蓄積し、二日酔いの症状を呈するようになる。
特定悪臭物質に認定されており、"青臭い刺激臭" があると神奈川県川崎市の環境局公害部大気課は説明している。
危険物の規制に関する政令では、危険物 第四類 特殊引火物の危険等級1に分類される。
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