こうのとり2号機
読み:こうのとり-にごうき
外語:HTV2
こうのとり
(HTV)の2号機で、最初の運用機。JAXAの資料では『「こうのとり」2号機』と書かれている。
目次
情報
基本情報
沿革
特徴
ペイロード(主要積載物)
打ち上げまで
ドッキング
情報
基本情報
正式名: 宇宙ステーション補給機「こうのとり」2号機(HTV2)
所有国:
日本国
打ち上げ: 2010(平成22)年1月22日14:37:57(@276)
ロケット:
H-IIBロケット2号機
発射台:
種子島宇宙センター大型ロケット発射場
第二射点
打ち上げ時質量: ‐
搭乗員: なし(無人)
国際標識番号:
2011-003A
沿革
2010(平成22)年1月22日14:37:57(@276): 打ち上げ
2010(平成22)年1月22日14:53(@286): H-IIBロケットから分離、打ち上げ成功
2010(平成22)年1月22日22:13(@592): 初期高度調整マヌーバ完了
2010(平成22)年1月26日06:26(
25日
@934): 第1回高度調整マヌーバ完了
2010(平成22)年1月27日11:20(@138): 第2回高度調整マヌーバ
2010(平成22)年1月27日14:22(@265): 第3回高度調整マヌーバ
2010(平成22)年1月27日15:08(@297): ISS後方5kmの接近開始(AI: Approach Initiation)点到着
2010(平成22)年1月27日17:25(@392): 接近開始点から出発し、ISSへの接近を再開
2010(平成22)年1月27日18:47(@449): ISS下方250m地点に到着
2010(平成22)年1月27日19:20(@472): ISS下方250m地点を出発
2010(平成22)年1月27日20:32(@522): ISS下方10m(バーシングポイント)に到着、スラスタのエンジンを停止
2010(平成22)年1月27日20:41(@528): ISSロボットアーム(SSRMS)による把持
2010(平成22)年1月28日00:45(
27日
@697): ハーモニー(第2結合部)間との共通結合機構(CBM: Common Berthing Mechanism)のボルト締結を完了
2010(平成22)年1月28日03:34(
27日
@815): こうのとり2号機への電力・通信ラインの接続完了、これをもってISSへの結合が完了
2010(平成22)年1月28日05:47(
27日
@907): ISSクルーが与圧部内に入室、資材搬出を開始。並行して曝露パレットのSSRMSでの把持作業
2011(平成23)年3月29日00:46(
28日
@698): ISSから分離
2011(平成23)年3月30日11:44(@155): 第3回軌道離脱マヌーバ実施、大気圏再突入
2011(平成23)年3月30日12:09(@172)頃: 大気圏再突入推定時刻
2011(平成23)年3月30日12:21(@181)頃〜2011(平成23)年3月30日12:41(@195)頃: 着水推定時刻
特徴
ペイロード(主要積載物)
補給キャリア与圧部(船内搭載物資)
「きぼう」用船内実験ラック(温度勾配炉、多目的実験ラック)
食料、日用品、水、実験試料等
補給キャリア非与圧部(船外搭載物資)
曝露カーゴ輸送用コンテナ(CTC: Cargo Transport Container) 電力分配器、ビデオ中継器などの保全用コンポーネント
フレックスホースロータリーカプラ(FHRC: Flex Hose Rotary Coupler) ISS外部に設置されている放熱用ラジエータとアンモニア冷却ラインを接続する回転機構の一部
打ち上げまで
作られたこうのとり2号機は、種子島まで船で運ばれ、その後種子島宇宙センターまで陸送された。
2011(平成23)年1月20日に打ち上げ予定だったが、天候が悪く、上空に氷結層を含む雲が発生する恐れが高まったことから1月22日に打ち上げが延期となった。
ドッキング
こうのとり1号機
の時と同様、こうのとり2号機はISSから10mの位置(バーシングポイント)まで接近し、ISS滞在中の宇宙飛行士がロボットアームを使って把握、その後ロボットアームで移動させISSと結合させた。
積荷を降ろした後は予定通りゴミ捨て場となりISS内の廃棄物を積載、約2ヶ月後に離脱、大気圏に突入され大部分が燃え尽きた。
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