α崩壊
読み:アルファ-ほうかい
外語:alpha decay
崩壊の一種で、原子核がα粒子(α線)を放出して他の原子核に変わる現象。α壊変ともいう。
概要
不安定原子核は、自発的にα粒子を放出し、陽子数と中性子数がそれぞれ二つずつ少ない、より安定した原子核に変わろうとする。このような放射性崩壊をα崩壊という。核分裂反応の一種でもある。
この現象によって生じる出来る新しい原子核は、α粒子ぶん(陽子2、中性子2)、すなわち原子番号が2、質量数が4小さくなる。
例えば、原子番号92のウラン(23892U)がα崩壊すると、原子番号90のトリウム(23490Th)に変化する。
特徴
α崩壊は、理論的にはトンネル効果で説明することができる。
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