SAPICA
読み:サピカ
外語:SAPICA

 札幌エリア私鉄が導入したICカード乗車券の愛称。ソニーが開発したFeliCaシステムを採用している。
目次

仕様

概要
 札幌市交通局、ジェイ・アール北海道バス(株)、(株)じょうてつ、北海道中央バス(株)などで構成される札幌ICカード協議会が事業主体となり、札幌総合情報センター(株)が発行する交通系ICカードである。
 まず2009(平成21)年1月30日に札幌市営地下鉄に導入された。
 あえてKitacaとは異なる独自のカードにしたのは、SAPICAポイントというポイント制度や、オートチャージなどの機能面で他と折り合いが付かなかったためらしい。
 その後2013(平成25)年6月22日、KitacaおよびSuicaとの相互利用を開始することとなった。
 また、磁気カードの共通ウィズユーカードも2014(平成26)年5月31日に販売終了し2015(平成27)年3月31日の終電をもって廃止となったり、2014(平成26)年からバスでも磁気式バスカードを廃止しSAPICAへの完全移行が始まった。

特徴

利用可能地域
 当初は、札幌市営地下鉄のみ。
 2013(平成25)年6月22日から、市電(路面電車)、およびKitakaエリア(ジェイ・アール北海道バス、じょうてつバス、北海道中央バス)とSuicaエリアで利用可能となった。
 北海道に限っても、これによって、共通ウィズユーカードが利用可能だった全ての路線・区間で、SAPICAが利用可能となった。

電子マネー
 2011(平成23)年3月18日にSAPICA電子マネーサービスが開始された。
 開始初日は、SAPICA電子マネー加盟店は一ヶ所もあり、札幌市役所本庁舎1階ロビーにある「元気カフェ・宮田屋」で利用できた。
 要するに市役所の中だけで使うことができた。
 ただ、SAPICAは札幌市、北洋銀行、北海道銀行、北海道電力などが出資している第三セクター「札幌総合情報センター株式会社」の所有となっていることもあり、加盟店も徐々に増えつつあるようである。

2枚重ね
 当初は、KitacaやSuicaなど他のカードと重ねて利用できた。
 これはFeliCaの特徴で、システムコードが一致しないカードは応答しないため、SAPICA専用改札機にSuica等をかざしても応答しなかったためである。
 しかしKitaca/Suicaと相互利用開始に伴い、Suicaと共通のシステムコードを持つ全てのカードと重ねて利用できなくなった。

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