SAPICA
読み:サピカ
外語:SAPICA
札幌エリア私鉄が導入した
ICカード乗車券
の愛称。ソニーが開発した
FeliCa
システムを採用している。
目次
仕様
概要
特徴
利用可能地域
電子マネー
2枚重ね
仕様
導入: 2009(平成21)年1月30日
カードタイプ: Cタイプ (
FeliCa
)
カード規格: サイバネ規格 (但しシステムコードや暗号鍵などは独自)
ID番号: SP
導入エリア:
札幌市交通局
、ジェイ・アール北海道バス、じょうてつバス、北海道中央バス
利用者数: 20万枚 (2011(平成23)年3月現在)
相互利用:
Kitaca
、
Suica
(2013(平成25)年6月22日から)
運賃支払い機能
プリペイド方式によるSF機能 (上限2万円)
定期券機能
カード種別
SAPICAプリペイド券 (無記名式、記名式) SF機能
SAPICA定期券 (記名式) SF機能+定期券機能
デポジット: 500円
会費等: 無料
紛失時: 記名式のみ再発行可能 (再発行手数料は500円)
電子マネー機能: あり
その他サービス: SAPICAポイント (運賃精算時10%、電子マネー使用時0.5%、ポイント還元)
概要
札幌市交通局、ジェイ・アール北海道バス(株)、(株)じょうてつ、北海道中央バス(株)などで構成される札幌ICカード協議会が事業主体となり、札幌総合情報センター(株)が発行する交通系ICカードである。
まず2009(平成21)年1月30日に
札幌市営地下鉄
に導入された。
あえてKitacaとは異なる独自のカードにしたのは、SAPICAポイントというポイント制度や、オートチャージなどの機能面で他と折り合いが付かなかったためらしい。
その後2013(平成25)年6月22日、
Kitaca
および
Suica
との相互利用を開始することとなった。
また、磁気カードの共通ウィズユーカードも2014(平成26)年5月31日に販売終了し2015(平成27)年3月31日の終電をもって廃止となったり、2014(平成26)年からバスでも磁気式バスカードを廃止しSAPICAへの完全移行が始まった。
特徴
利用可能地域
当初は、
札幌市営地下鉄
のみ。
2013(平成25)年6月22日から、市電(路面電車)、およびKitakaエリア(ジェイ・アール北海道バス、じょうてつバス、北海道中央バス)とSuicaエリアで利用可能となった。
北海道に限っても、これによって、共通ウィズユーカードが利用可能だった全ての路線・区間で、SAPICAが利用可能となった。
電子マネー
2011(平成23)年3月18日にSAPICA電子マネーサービスが開始された。
開始初日は、SAPICA電子マネー加盟店は一ヶ所もあり、札幌市役所本庁舎1階ロビーにある「元気カフェ・宮田屋」で利用できた。
要するに市役所の中だけで使うことができた。
ただ、SAPICAは札幌市、北洋銀行、北海道銀行、北海道電力などが出資している第三セクター「札幌総合情報センター株式会社」の所有となっていることもあり、加盟店も徐々に増えつつあるようである。
2枚重ね
当初は、KitacaやSuicaなど他のカードと重ねて利用できた。
これはFeliCaの特徴で、システムコードが一致しないカードは応答しないため、SAPICA専用改札機にSuica等をかざしても応答しなかったためである。
しかしKitaca/Suicaと相互利用開始に伴い、Suicaと共通のシステムコードを持つ全てのカードと重ねて利用できなくなった。
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