PASPY
読み:パスピー
外語:PASPY
PASPY運営協議会の
ICカード乗車券
の愛称。ソニーが開発した
FeliCa
システムを採用している。
目次
仕様
概要
特徴
利用可能地域
社局ごとの差
販売額
PASPY割引
電子マネー
仕様
導入: 2008(平成20)年1月26日
カードタイプ: Cタイプ (
FeliCa
)
カード規格: サイバネ規格 (但しシステムコードや暗号鍵などは独自)
ID番号: 社局ごとに異なる(詳細後述)
導入エリア: 広島県内の路線バス、フェリーなど
利用者数: 約15万枚 (2009(平成21)年8月現在)
相互利用:
ICOCA
運賃支払い機能
プリペイド方式によるSF機能 (上限2万円)
定期券機能
カード種別
プリペイド券 (無記名式、記名式) SF機能
定期券 (記名式) SF機能+定期券機能
デポジット: 500円
会費等: 無料
紛失時: 記名式のみ再発行可能 (再発行手数料200円)
電子マネー機能: 公式にはないが、独自に持つものもある
その他サービス: なし
概要
広島地区では、事業者ごとに名称のことなる磁気カードが使用されていた。設備更新と共にICカード化されることとなり、PASPYが導入された。
PASPYの名前は、PASS+HAPPYとSPEEDYから付けられたとしている。
また、
ICOCA
との連携が当初より視野にあり、サイバネ規格に準拠している。
特徴
利用可能地域
広島県内の路面電車や路線バスなどで使用できる。バスはコミュニティバスなど一部使えない路線がある。
鉄道 (広島電鉄)
路面電車 (広島電鉄)
路線バス各社市内線・郊外線
広電バス
広島バス
広島交通
芸陽バス
備北交通
中国ジェイアールバス
鞆鉄道
中国バス
ボン・バス (HD西広島)
広交観光 (路線バス 井原線)
フォーブル (旧 第一タクシー)
石見交通
瀬戸内産交
さんようバス (旧おおさきバス)
井笠バスカンパニー
いわくにバス (岩国錦帯橋空港アクセスバス)
コミュニティバス
呉市生活バス「昭和地区(1):昭和循環線北コース」 (朝日交通)
呉市生活バス「昭和地区(2):昭和循環線中央コース」 (東和交通)
呉市生活バス「昭和地区(3):昭和循環線南コース」 (呉交通)
呉市生活バス「広地区(白石白岳交叉点循環線)」 (野呂山タクシー)
呉市生活バス「横路地区(横路交叉点循環線)」 (富士交通)
呉市生活バス「音戸地区(音戸さざなみ線)」 (なべタクシー)
呉市生活バス「倉橋地区」 (倉橋交通)
路線バス「川の駅三次線」 (君田交通)
アストラムライン (広島高速交通)
船舶
宮島松大汽船
JR西日本宮島フェリー
瀬戸内海汽船
宮島ロープウェー (広島観光開発)
社局ごとの差
PASPY運営協議会加盟事業者は8社(当初10社)あり、PASPYは参加事業者ごとに発行される。このため、事業者ごとにID番号が存在し、また区別のため各事業者のシンボルカラーで計10色が存在する。
またカード発行事業者のほかに、利用のみ可能な事業者も多数存在する。
広島電鉄
‐
HI
(黄緑色)
広島交通 ‐
HC
(橙色)
備北交通 ‐
BK
(空色)
広島高速交通
‐
HR
(黄色)
芸陽バス ‐
GB
(藍色)
鞆鉄道 ‐ TD (薄緑色)
広島バス ‐
HB
(薄赤色)
中国JRバス ‐
CJ
(青色)
呉市交通局 ‐
KU
(紫色)
中国バス ‐
CB
(青緑色)
呉市交通局は廃止され民間に譲渡されたため、呉市交通局バージョンのPASPYは既に発売終了となっている。
備北交通は2014(平成26)年10月1日より、芸陽バスは2014(平成26)年11月1日より新規の自社販売を終了し、広島電鉄PASPY(黄緑色)を発行するようになった。発行済みのPASPYはそのまま継続利用可能である。
販売額
自動券売機では2,000円/3,000円/4,000円/5,000円/1万円で販売されている。うち500円がデポジットである。
なお、バス車内では2000円のみ販売。
購入およびチャージ時のプレミアム額などはないが、精算ごとの割引が存在する。
PASPY割引
運賃に対して最大10%が割引きされる。
なお、割引後の運賃額の端数は10円単位へ切り上げられるため、計算の結果、割引とならない場合もある。
また、路線が限定されるが、乗継割引に対応する区間が存在する。
電子マネー
PASPY自体は、電子マネーには対応していない。
広島銀行の発行するPASPYは、広島県の地域電子マネーHIROCAの機能を追加したものがある。
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