通票
読み:つうひょう
外語:token
非自動閉塞方式
において使われる通行票のこと。
昔と現在とではその言葉が指す意味が違う事に注意。詳細は後述。
目次
概要
目的
現状
通票の形状
通票の種類
鉄道事業法
施行前
施行後
概要
目的
非自動閉塞方式
において、
閉塞
が正しく行なわれているかどうかを確実に運転士に示すために使われるもの。
出発信号機
の
現示
と通票の確認を行なうことで閉塞確認が二重になり、より安全が確保できる、と考えられている。安全確認という点では通票の方が意味は重い。
現状
理屈上は
自動閉塞方式
よりも安全なはずである。
しかし次のような諸々の理由により、通票と非自動閉塞方式は姿を消していった。
取り扱いが面倒
人手がかかりすぎる
特殊自動閉塞方式
の普及
ATS
の整備が地方路線でも進んだ
通票の形状
種々の切欠きがついた円盤形をしているのが普通である。
材質はもっぱら真鍮である。
通票の種類
第一種 ‐ 丸
第二種 ‐ 四角(よんかく)
第三種 ‐ 三角
第四種 ‐ 楕円
第二種は「よんかく」と呼ぶが、これは呼び間違いを防ぐためらしい。
通票が四種類あるのは、
地図
の塗りつぶし問題と同じ理屈で、隣り合った区間で同じ種類の通票が使われないようにするためである。
なお、楕円に関してはほとんど使われていなかった。
鉄道事業法
「鉄道事業法」の施行前と施行後では、定義が異なっている。
施行前
次の総称である。
スタフ閉塞方式
における
スタフ
票券閉塞方式
における通票
タブレット閉塞方式
における通行票
施行後
票券閉塞方式
で使われる通行票のことを指す。
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