上野懸垂線
読み:うえのけんすいせん
外語:Ueno monorail line
東京都交通局が運営している上野動物園敷地内にある懸垂形モノレールの路線名。通称は上野モノレール。
概要
- 総延長: 0.3km
- 方式: 改良型ランゲン式
- 駅数: 2駅
- 単線複線: 全線単線
- 電化方式:直流600V
- 所要時間: 上野動物園東園駅〜上野動物園西園駅 ‐ 1分30秒
- 運賃: 大人150円、小児80円(2歳以上)
実際に乗車するには上野動物園の入園料を支払う必要がある。上野動物園休園の際はもちろん運休である。
東京都交通局の路線ではあるが、パスネット、PASMO、各種一日乗車券は利用出来ない。
特徴
上野動物園の東園と西園を結ぶ路線だが、その背景には都市における中容量輸送機関の研究結果として、地下鉄を補助する駅間距離の短い鉄道としてはモノレールが最適であるという結論が出され、その実証をするために作られた。
したがって、このモノレールは遊園地によくある豆電車のようなものではなく、地方鉄道法の免許を取得しているれっきとした鉄道線である。1本の路線としては日本でも有数の短い営業キロである。
過去に何度も車両の老朽化や設備の耐震強度不足などで廃止の噂が絶えない路線だったが、そのつど東京都宝くじの収益金が車両や設備のメンテナンス費用として投入され、現在もしっかりと運営を続けている。
再検索