E電
読み:イーでん
外語:E train: East train
JR化直後、JR東日本が従来の "国電" に代わる愛称を一般公募して付けた新しい愛称。
約6万通の応募があったが、この名前は得票20位であった。1位は "民電"であったが、私鉄はみな民電ということで却下となり、2位の "首都電"は "スト電" と聞き間違えるということで却下、3位の "東鉄" は、国鉄時代の東京鉄道管理局の略称と同じで却下、"東電" は東京電力、"日電"は日本電気(NEC)の略称として既に定着しており、これだという名前が無い中、決定されたようだ。
一応 "いい電車" だとか、JR東日本(JR-East)のEなどという説明がつけられた。
決定当初は "北の宿から" などの名曲を作曲した選考委員の某氏が「い〜でん、い〜で〜ん、と歌ができそうだ」などとコメントしてご満悦だったが、日本語学者から「アルファベットと漢字の組合わせは日本語を乱す」などと酷評されるまでもなく、あまりにもハイセンスなこの名は、当然ながら一瞬にして死語と化した。
こうして決定から約7年後に、一般向け呼称としては正式に廃止されたが、現在ではJR東日本の内部で、通勤形車両を指す業務用語として、"M電" という用語と共に余生を過ごしている。
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