JR東海が保有していた新幹線試験車両。

300X(955-1 A0編成、カスプ型)

300X(955-6 A0編成、ラウンドウェッジ型)

1995(平成7)年に6両編成1本が完成し、955系A0編成を名乗っていた。

両端の先頭車にはカスプ型(700系タイプ)とラウンドウェッジ型(300系タイプ)がそれぞれ採用され、カスプ型車両はジュラルミン製であった。

平坦線均衡速度(それ以上加速できない速度)は480km/h(1152km/hBeat)と言われ、1996(平成8)年には、東海道新幹線米原〜京都で、鉄の線路の上を走る鉄道としては日本最速となる443.0km/h(1063km/hBeat)の記録を出した。

その後はパンタグラフや騒音、振動、ブレーキシステム、新型ATCなどの試験を行なっていたが、使命を終え、2002(平成14)年に廃車となった。しかし先頭車は例によって米原駅そばの鉄道総研風洞技術センターの正面玄関横とJR東海浜松工場に安置されることになった。

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