電化 |
辞書:鉄道用語の基礎知識 鉄道編 (RAIL) |
読み:でんか |
外語:electrification |
品詞:さ変名詞 |
電車や電気機関車など、電気を動力源とする列車が走れるように、設備を整備すること。
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概要 |
方式 |
日本の鉄道電化方式には、主として次のものがある。
また、電気の供給方式により、架空電車線方式、第三軌条方式などに分けられる。
由来 |
世界初の電気運転は1879(明治12)年、ドイツのベルリンで行なわれた万国産業博覧会での宣伝用で、直流125V、第三軌条方式だった。
日本初の電化による営業運転は、1895(明治28)年に京都市の路面電車で行なわれた。
特徴 |
設備 |
設備は、電気を供給する電線と、その電線を支えるための工作物とに分けられる。
電線と工作物を合わせて「電車線」という。
電線のうち架空式のものを「架線」という。
採算ライン |
総合エネルギー効率が高く、経済的である。
しかし電化工事時に莫大な費用がかかるために、列車頻度の多い路線やトンネルの多い路線、高速運転を行なう路線で主に採用されている。
一般に、電化した場合の採算ラインは1日あたり70〜80本の列車、とされている。
交直流 |
古くは、直流電動機を使うために直流電化されていた。
後に費用の安い交流電化が開発され、整流技術も発達したことから、今後の電化区間は他線との乗り入れなどを考慮しながらも、可能な限り交流で行なうことになっている。
地下鉄では、交流電化をしようとすると、誘導電流対策のためにトンネル断面を広く取る必要がある。コストの面から、必然的に直流電化となってしまう。
東北新幹線の上野駅近辺は交流電化の地下トンネルだが、もともと新幹線規格の広いトンネル断面のため、交流電化でも問題は無い。
リンク |
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