我田引鉄
読み:がでんいんてつ
地方出身の政治家が、国鉄や鉄道公団に圧力をかけ、自分の地元に鉄道を無理矢理建設させること。
政治家が地元の支持を得るために行なった常套手段であり、国鉄破綻の原因のひとつであった。
状況
例えば東海道新幹線は、当初は関西本線〜草津線に沿って建設される予定であったが、最終的には米原経由となった。
これは鈴鹿山脈を抜けるトンネルを掘っていると、開業がオリンピックに間に合わなかったためと説明されているが、岐阜県や北陸方面の政治家が頑張った影響だとも言われており、現に岐阜羽島駅前には政治家の銅像が建っている。
真相はともかくとして、いずれにせよ東海道新幹線は岐阜経由となったことで、関ヶ原付近の雪害に毎年苦しむハメとなった。
近状
国鉄が民営化されJRになってからも、状況はあまり変わっていない。
最近は整備新幹線やリニア中央新幹線で歴史を繰り返しているらしい。
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