食堂車 |
辞書:鉄道用語の基礎知識 鉄道車両編 (RCAR) |
読み:しょくどうしゃ |
外語:dining car |
品詞:名詞 |
食事をする部屋と厨房が備えられた車両のこと。車両記号は "シ"。
1899(明治32)年に山陽鉄道の急行列車に連結されたのが最初であり、かつては長距離列車には当たり前の設備であったが、時代は流れ、列車の高速化や嗜好の変化などによって、列車で移動中に食堂車で食事をする必然性が薄れ、在来線の電車と気動車では全滅してしまった。また新幹線では、2000(平成12)年3月に、食堂車が全廃されてしまった。
一方、客車では "カシオペア" 用マシE26系が1999(平成11)年に新しく造られたので、豪華寝台特急を中心に当分は残ると思われる。トワイライトエクスプレスの食堂車には "ダイナープレヤデス"、北斗星の食堂車には"グランシャリオ" の名前が付けられている。
食堂車の厨房は揺れる上に熱湯や火を扱うため、かなり危険である。過去には食堂車が火元と見られる列車大火災事故なども起きており、賃金を高くしても調理師が集まらないという問題もあるらしい。
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