打子式ATS |
辞書:鉄道用語の基礎知識 鉄道信号・保守編 (RSGMN) |
読み:うちこしきエイティーエス |
品詞:名詞 |
世界初のATSシステムの名称。
1927(昭和2)年に東京地下鉄道(現、東京メトロ銀座線)上野〜浅草が開業した際から採用され、同線では1990年代前半まで使われていた。
前方の信号が停止の場合、線路脇に設置された打子が跳ね上がり、それに列車が触れると圧力管から空気が抜け、非常ブレーキがかかる仕組み。
仕組みが単純な分だけ信頼性も高く、その後大阪や名古屋の地下鉄にも採用され、地下鉄での列車衝突事故は皆無という、輝かしい実績を残した。しかし次第にATC化が進み、現在日本では名古屋市営地下鉄東山線や、上野動物園のモノレール線などで、わずかに使用されるのみとなった。
ちなみに、銀座線での打子式ATS廃止直前の最短列車間隔は、1分55秒(1.33Beat)であった。
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