京阪電気鉄道
読み:けいはんでんきてつどう
外語:Keihan Electric Railway Co.,Ltd.
大手私鉄
の一つ。
スルッとKANSAI
と
PiTaPa
に加盟している。京阪は[京]都大[阪]の略である。
目次
概要
基本情報
主要子会社
路線
概況
路線一覧
特徴
沿革
御守と御札
概要
基本情報
商号: 京阪電気鉄道株式会社
本店: 〒573-0032
大阪府
枚方市岡東町173番地の1 (枚方市駅)
本社: 〒540-6591 大阪府
大阪市
中央区大手前一丁目7番31号(OMMビル)
創立: 1906(明治39)年11月19日
設立: 1949(昭和24)年12月1日(営業開始日)
資本金
: 514億6,641万6,776円(2009(平成21)年3月31日現在)
代表者: (2009(平成21)年6月24日現在)
代表取締役
CEO 取締役会議長 … 佐藤茂雄
代表取締役社長 COO 執行役員社長 … 上田成之助
代表取締役副社長 執行役員副社長 … 櫻井謙次
従業員: 1,704人 (2009(平成21)年3月31日現在)
主要子会社
運輸業
叡山電鉄株式会社
(100%)
京阪バス株式会社(100%)
京福電気鉄道株式会社
(約40%)
中之島高速鉄道株式会社(33.5%)
不動産業
京阪電鉄不動産株式会社(100%)
流通業
株式会社京阪百貨店(100%)
路線
概況
淀屋橋~三条の「
京阪本線
」を中心とした7路線と、鋼索線を1路線営業している。
現在の所、他社との
相互乗り入れ
は実施されていない。
路線一覧
全路線は次のとおり(順不同)。大きく「京阪線」と「
大津線
」の二種類に分けられている。
京阪線
京阪本線
(淀屋橋駅~
京橋駅
~枚方市駅~三条駅)
鴨東線 (三条駅~出町柳駅)
中之島線
(中之島駅~天満橋駅)
交野線 (枚方市駅~私市駅)
宇治線 (中書島駅~宇治駅)
ケーブル線 (八幡市駅~男山山上駅)
大津線
石山坂本線
(石山寺駅~坂本駅)
京津線
(御陵駅~浜大津駅)
特徴
沿革
元々は、東海道本線から外れたルートを通る、大阪と京都を結ぶ鉄道として計画された。
1910(明治43)年に天満橋駅~五条駅(現・清水五条駅)が開業、開業後は列車のスピードアップを重ね、更に1915(大正4)年に念願の三条駅乗り入れを果たす。
また1922(大正11)年には新京阪鉄道を発足させ、淀川の反対側に当時最高の高速規格鉄道を建設した。
1930(昭和5)年にはこの新京阪鉄道を吸収合併するが、これは実際は新京阪鉄道の経営が危うくなったための合併で、これが京阪本体の台所事情を圧迫し、その後の本線の複々線化や梅田延長などが、遅れたり実現不可能になったりした。
1943(昭和18)年に阪急と
戦時合併
、1949(昭和24)年に独立するが、旧新京阪鉄道は阪急の所有となった。その後は京都~大阪間での国鉄(現JR)と阪急との激しい競争となり、テレビカーや、
料金
不要で他社の有料特急並みの
アコモデーション
を持つ特急を走らせるなど、積極的な施策に出ている。
御守と御札
京阪は、鉄道とバスには各車両に成田山不動尊の御守が、鋼索線には男山の石清水八幡宮の御札(
神札
)が、それぞれ全ての車両に取り付けられている。
車両に御守や御札を備える鉄道は非常に珍しいが、これには由来がある。
京阪電気鉄道株式会社は、かつて香里遊園地という、現在のひらかたパークの前身となる遊園地を運営していた。1934(昭和9)年、この跡地の一部を寄進して施主となり、成田山不動尊が建立されたのである。
当時、淀川東岸の街道は大変栄えていたものの、大阪市内からは表鬼門(北東)、京都からは裏鬼門(南西)にあたる地だった。災いが訪れる可能性があることは、鉄道輸送の安全面でも問題であり、また京阪電鉄は地域と共に発展することを望んだため、ここに成田山不動尊、正式には成田山大阪別院明王院という真言宗智山派の寺院で、千葉県成田市にある成田山新勝寺の別院が建てられることになったのである。
開創以来、京阪電鉄関係者は、春・秋・年末に参拝し、交通安全と地域の発展を祈願し続けている。各車両の御守と御札は毎年12月に年末年始輸送安全を祈願した際に授与されるもので、毎年必ず交換されている。つまりこれは、乗客の安全を守る御守と御札と言うことができる。
また、鉄道といえばどうしても
グモ
が避けられないので、万が一が発生したとしても、無事に
成仏
して化けて出てこないことも神様仏様への祈願の一つであろう。このため、車内には変な霊はいないはずである。
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