1998(平成10)年4月8日から同年9月3日まで、テレビ東京系で放映されたアニメ。
両親を殺害し妹にも重症を負わせた犯人に復讐を誓う男「アヤ」、元Jリーガーでサッカー賭博の汚名を着せられ死んだ事になっている「ケン」、過去の記憶を失った「オミ」、私立探偵時代の相棒を殺した巨大買春組織を追いかけている「ヨージ」。
普段は花屋のバイトとして生活している彼らの裏の顔は、警察の手には負えない犯罪者達を葬り去る為に組織された暗殺者チーム「ヴァイス」である。
謎の人物、「ペルシャ」により組織された「ヴァイス」は、やがて、巨大犯罪組織「鷹取」グループとの全面対決へと突入していく。
- テレビアニメ: Weiβ kreuz
- 最終シリーズ: Weiβ kreuz Glu¨hen (ヴァイスクロイツ・グリーエン)
アヤが日本刀、オミがボウガン、ケンがバグログ、ヨージがワイヤという得意の武器を使い、かつての人気テレビ時代劇の「必殺」シリーズを彷彿させるアクションシーンが描かれていた。
テレビアニメ「Weiβ kreuz」最終回の「その後」を描く、最終シリーズである「Weiβ kreuz Glu¨hen」が、2002(平成14)年3月からCSのキッズステーションで放映される予定だった。
しかし、製作会社アニメイトフィルムは、キャラクターデザイン原案として企画に参加していた「つちやきょうこ」氏との契約を5年間に渡り一方的に違反し続けていて、つちやきょうこ氏が辯護士を通じてアニメイトフィルムとの契約を解除する、という事件が起きた。
この事から、すでに完成して放映を待つだけになっていた分も含めて「Weiβ kreuz Glu¨hen」は一切放映できないという事態になった。
一時、つちやきょうこ氏のWebサイトには、この契約解除に至るまでの経緯が克明に記述された文章が掲載されていた(後には「契約を解除した」という事実が簡潔に記述されているのみ)ためにこのトラブルはインターネット中に広まり、「広く知られたアニメ業界の醜聞」のひとつとなった。
「Weiβ kreuz Glu¨hen」は、その後、キャラクターデザインを一新するなどして再び制作開始。2002(平成14)年11月よりCSのキッズステーションで放映された。
- 監督: 江上潔
- キャラクターデザイン、総作画監督: 柳沢テツヤ
- シリーズ構成、脚本: 静谷伊佐夫
- 制作: アニメイトフィルム
スタッフ (Weiβ kreuz Glu¨hen) |
- 監督: まついひとゆき
- 脚本: 佐藤和治
- キャラクターデザイン、総作画監督: 小林利充
- アクション作画監督: 柴田淳
- 美術監督: 桑原悟
- アニメーション制作: STEP映像
- アヤ: 子安武人
- ケン: 関智一
- オミ: 結城比呂
- ヨージ: 三木眞一郎
- ペルシャ: 小杉十郎太
関連する用語

テレビ東京

Wei〓