鬱ゲー
読み:うつゲー
プレーヤーを陰鬱、憂鬱にさせるシナリオのゲームのこと。
概要
ギャルゲー、エロゲーなどに分類されるゲームの、ゲームジャンルの一つ。
それまで感動的なシナリオだったのに、張られた伏線を解いていくうちにどんどん暗い雰囲気になっていくようなシナリオのゲームである。
次のような典型的な傾向がある。
- 主人公は不幸な結末を迎える
- 特にヒロインが不幸な結末を迎える(死亡する、陵辱される、精神が破壊される等)
- 上が、グロテスクな表現であったり、感動するはずの結末シーンで発生したりする
ラブコメのまま最後まで行くのかと期待させつつ、突如絶望的な結末にしたりして、萌えや感動を求めたプレーヤーの精神を奈落の底に突き落とす。
特徴
由来
鬱ゲーの代表作は、アージュの「君が望む永遠」である。
鬱になるシナリオのゲームは古くからあり、このゲームが初の鬱ゲーという訳ではないが、「鬱ゲー」という用語をネットスランクとして普及させる切っ掛けとなったソフトとされている。
以降、鬱シナリオを持ったエロゲは度々登場し、陰鬱なプレーヤーを量産することになった。
本来、楽しむべきゲームによって鬱になるのは如何なものか、ゲームで鬱になりたくない、と言うことで、鬱ゲーというものは賛否両論存在する。
主な鬱ゲー(エロゲ)
発売日順に、主な鬱ゲーのエロゲを並べる。
- 1994(平成6)年
- AmbivalenZ ‐二律背反‐ (アリスソフト、4月28日)
- DESIRE (C's ware、7月22日)
- 1996(平成8)年
- for elise 〜エリーゼのために〜 (CRAFTWORK、12月6日)
- 1998(平成10)年
- DiaboLiQuE(デアボリカ) (アリスソフト、5月28日)
- 好き好き大好き! (13cm、7月31日)
- 1999(平成11)年
- 加奈〜いもうと〜 (D.O.、6月25日)
- 終ノ空 (ケロQ、8月27日)
- Blow 〜満ちた月、欠けた月〜 (RockClimber、9月10日)
- PARTS (SQUADRA D、11月26日)
- 2000(平成12)年
- 螺旋回廊 (ru'f、1月14日)
- 贖罪の教室 (ru'f、4月7日)
- いつまでも… 〜神長さん家の春夏秋冬〜 (イージーオー、4月21日)
- 果てしなく青い、この空の下で…。 (TOPCAT、6月30日)
- 書淫、或いは失われた夢の物語。 (Force、7月15日)
- 銀色 (ねこねこソフト、8月31日)
- 2001(平成13)年
- flutter of birds 〜鳥たちの羽ばたき〜 (シルキーズ、2月23日)
- さよならを教えて (CRAFTWORK、3月2日)
- ねがぽじ (アクティブ、3月30日)
- 君が望む永遠 (アージュ、8月3日)
- 雨やどり (イージーオー、9月28日)
- ジサツのための101の方法 (公爵(デューク)、10月5日)
- 2002(平成14)年
- Love Letter (美遊、2月1日)
- 腐り姫 〜euthanasia〜 (ライアーソフト、2月8日)
- 世界ノ全テ (たまソフト、4月26日)
- 2003(平成15)年
- SNOW (スタジオメビウス、1月31日) → 鬱だSNOW
- 崩壊序曲 (rouge、3月7日)
- うちの妹のばあい (イージーオー、5月30日)
- あした出逢った少女 (MOONSTONE、5月30日)
- CROSS†CHANNEL (FlyingShine、9月26日)
- 陽だまりの陰で (TinkerBell、10月17日)
- 2004(平成16)年
- CARNIVAL (S.M.L、5月14日)
- 3days‐満ちてゆく刻の彼方で‐ (Lass、6月25日)
- 何処へ行くの、あの日 (MOONSTONE、6月25日)
- 虹を見つけたら教えて。 (ACTRESS、10月29日)
- 2005(平成17)年
- STEEL (Graviton、2月11日)
- School Days (Overflow、4月28日)
- カルタグラ 〜ツキ狂イノ病〜 (Innocent Grey、4月28日)
- 僕は天使じゃないよ (130cm、4月28日)
- SWAN SONG (Le.Chocolat meets FlyingShine、7月29日)
- ユメミルクスリ (ru'f、12月22日)
- 2006(平成18)年
- ゴア・スクリーミング・ショウ (Black Cyc、1月20日)
- マブラヴ オルタネイティヴ (アージュ、2月24日)
- ネコっかわいがり! 〜クレインイヌネコ病院診療中〜 (13cm、2月24日)
- EXTRAVAGANZA 〜蟲愛でる少女〜 (Black Cyc、10月27日)
- アノニマス (mirage、12月29日)
- 2007(平成19)年
- 2008(平成20)年
- 殻ノ少女 (Innocent Grey、7月25日)
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