ぷよぷよ
読み:ぷよぷよ
外語:PUYOPUYO

 コンパイルが開発した落ち物パズルゲーム。同じ色の「ぷよ」を繋げ、4つ以上繋がるとその「ぷよ」が消えるというルール。
目次

特徴
 初代の「ぷよぷよ」のうち、MSX2版とディスクシステム版は、CPU対戦が無い、攻撃ぷよ(おじゃまぷよ)の上限が30、などの非常に大きな違いがあるため、この2つは違うゲームとして扱われている。
 その後セガからアーケード版やメガドライブ版が発売され、対コンピューター戦を可能としたことから大ヒットとなった。落ち物パズルゲームとしてはテトリスと並ぶ名作ソフトとなり、そのキャラクターの可愛らしさから女の子の間でも人気が高まり、結果あらゆるゲーム機に移植されている。
 対戦モードでは連鎖消し・同時消し等によって相手を攻撃することが出来る。「通」ではこれに相殺の概念が加わって上級者同士の対戦に深い奥行きが出たため、当時同じく人気だったストリートファイター2シリーズと並ぶ辻対戦での人気を誇った。

経緯

発売
 最初、ゲーム機用としてはファミコンで出そうとしたが、当時任天堂が「ドクターマリオ」という落ち物ゲームを売り出そうとしていたためディスクシステムでの発売しか許可されず、仕方なくディスクシステムで発売されたという経緯がある。MSX2版含め、この時は徳間書店インターメディア(後に徳間書店本体に吸収合併)から発売された。
 各キャラクターはもともとMSXのゲーム魔導物語のキャラクターであるが、設定が大きく違うため、魔導物語のファンは戸惑いを隠せなかったという。

終焉
 メーカーのコンパイルは拡大経営を続けていたが、これに失敗して破綻、1998(平成10)年3月に約75億円の負債を抱えて倒産した。
 ぷよぷよの知的財産権は当時のセガ・エンタープライゼス(現、セガ)に売却された。
 元々コンパイルはセガの下請け企業であり、ぷよぷよもセガのハードウェアで開発されることが多かった。セガに権利が売却されるのは、作品の大きな変化を避けるという意味でも唯一無二の選択肢だった。
 これに前後して、ぷよぷよ自体の人気も下火となっていたが、セガの許諾の元で、ぷよぷよ〜ん、ぷよぷよフィーバー、ぷよぷよフィーバー2【チュー!】、ぷよぷよ7、といった続編や、関連作品であるなぞぷよシリーズの続編が登場している。
 コンパイル自体が持っていた商標権やメンバーは有限会社アイキへ移るが、これも破綻。現在、かつてのコンパイルが持っていた商標権は株式会社D4エンタープライズが持っている。

販売元
 本編はぷよぷよ〜んまで。
機種ぷよぷよなぞぷよ
ぷよぷよSUN〜んなぞぷよ2アルルのルー
MSX2コンパイル------
FCDISKTIM------
FCTIM------
ACセガ/コンパイルコンパイルコンパイル----
MDセガコンパイル-----
GGセガコンパイル--セガセガセガ
PC98コンパイルコンパイル--コンパイル--
SFCバンプレストコンパイル--バンプレストコンパイル-
TOWNSCSK総合研究所------
PCENECアベニューNEC IC-----
X68SPS------
GBバンプレストコンパイルコンパイルコンパイル---
CX-100カシオ------
SS-コンパイルコンパイル----
AT-コンパイル-----
Win3.1ボーステック------
Win95ボーステックコンパイルコンパイル----
WinCE2ボーステック------
PS-コンパイルコンパイルコンパイル---
MACボーステック------
N64--コンパイルコンパイル---
DC---コンパイル---
 なお、略称の意味は次のとおり。

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