おまかせ!ピース電器店
読み:おまかせ-ピースでんきてん
外語:PEACE Inc.
能田達規
著作、秋田書店
週刊少年チャンピオン
連載のまんが。全217話。
目次
内容
主な登場人物
ピース一家
立花一家
奇怪堂一家
AZCOM
すずらん商店街
杉並区立高ヶ谷中学校
杉並区立高ヶ谷小学校
単行本
内容
時代は
21世紀
初頭、高度な技術力を持つ電器屋ピース一家が様々な発明品を駆使し、東京都杉並区の架空の商店街を舞台に繰り広げるパワフルなドタバタコメディ。
単なるギャグまんがではなく、一家5人で二男一女という設定をはじめ、21世紀でありながら日本の古き良き時代の家族のあり方というものをまんがの中から問いかけている点も一つの特徴である。
主な登場人物
ピース一家
ピース貫太郎 (カンタロー)
ピース家の大黒柱である天才科学者。42歳。
MITを出た後、NASAで、スペースシャトルを一人で一晩で組み立てるなどの荒技により、持ち前の技術力を磨く。
ピース・M・幸子 (ピースママ)
ピース家を支える貫太郎の妻。33歳。
普段は温厚で心優しい性格だが、実は米軍の特殊部隊に所属していた格闘の達人である。
喧嘩や格闘では、家庭内はもとより、おそらく町内でもかなう人間はいない。よって、怒らせたら大変。
ピース健太郎 (ケンタロー)
皆勤賞の主役。ピース家長男、14歳、中学2年生。2年B組。
父親譲りの高度な技術力で、中学2年生にして既に父親に迫る能力を持つ。但し、勉強はいまいち。特に
英語
が苦手。
7歳までアメリカに居たのだが、その頃以前の記憶がないらしい。その理由は、物語最後の7話で語られる。
モモ子に惚れ込んでおり、モモ子の写真を隠し持っていたりする。
ピース則子
(ノリ子)
才女。ピース家長女、10歳、小学4年生。作品3ヒロインの一人で、登場キャラ中で最大の人気を誇る。
温厚で頭脳明晰。小学4年生にして大学の講義に出かけたりする。
天才プログラマーで、過去2本、自作ゲームソフトを販売し、1億本以上売った実績がある。
ピース康介 (コースケ)
スポーツマン。ピース家次男、8歳、小学2年生。2年3組。
普段から帽子をかぶっているが、その中身は実は金髪で、母からの遺伝である。
ミャー
飼い猫。ノリ子に拾われた雑種。時々カンタローに危害を加える。
甘やかしすぎた影響か、
ゴキブリ
すら取れない駄猫である。
立花一家
立花美果子
立花家の長女、16歳、高校2年生。事件メーカー。2年7組在籍で、レイコと同級生。
立花桃子 (モモ子)
立花家の次女、14歳、中学2年生。作品3ヒロインの一人。2年B組。ケンタローと同級生。
ケンタローが大好き。既にケンタローに告白もしていて、相思相愛の仲である。時々ケンタローの作る製品の実験台にされて酷い目に合うものの、その気が変わることはないようだ。
普段は温厚だが、怒らせると超恐い。
立花源蔵
モモ子の祖父。72歳。柔道八段という猛者。年寄りの冷や水というか、なかなかの頑固者。
モモ子とケンタローの仲をあまり快く思っていないらしい。
奇怪堂一家
大門大作 (大ちゃん)
奇怪堂の店主(代理)。14歳。2年B組。ケンタローと同級生。
奇怪堂の大問題。喧嘩では柴田犬丸よりも強い。
大門文子 (モンちゃん)
運動神経抜群。10歳。ノリ子と同級生。
語尾の「ナリ!」が口癖。
仲井作造
奇怪堂の店員。
高ヶ谷の地下の情報を知る男。その知識は貫太郎以上である。
AZCOM
東和彦
MITでピース貫太郎と同期のライバル。
大コンピューター企業アズマ・コンピュータシステムことAZCOM(アズコム)の社長で、億万長者。
パソコン用OSやビジネスソフトをほぼ独占していたり、司法省からアンチトラストで提訴されていたりするかもしれないが、その事実は作品中からは伺い知ることはできない。
後に自社開発のロケットの打ち上げにも成功し、宇宙分野への進出も果たした。次の目標はテレビ業界の独占らしい。
一人娘に麗子がいる。
東麗子 (レイコ)
東和彦の一人娘。ピース健太郎のライバル。16歳。美果子と同級生。
アズコム日本法人「アズマ電器」の社長。そして、その他多数の子会社の社長などを兼務している。
父親の敵としてピース電器店に恨みを持ち、ピース電器店と同じ「高ヶ谷すずらん商店街」にアズマ電器を出店し、販売合戦を繰り広げている。しかし、いまだ期末決算でピース電器店に勝利したことがない。
日常は西野麗子と、母親の姓を名乗り、名を偽りながら普通の
高校生
として生活しており、クラスメイトに立花美果子がいる。但し、自分の正体は明かしていない。
家は、超高層の AZCOM本社ビルの屋上にある。豪邸だが、位置が位置だけに、その存在は人目に付かない。にもかかわらず万全の警備設備がついていたりする。
すずらん商店街
月影アイ
中華料理屋「香港亭」の店員。作品3ヒロインの一人で、本編ではノリ子・モモ子と人気を三分するキャラである。
その正体は超国家組織地球防衛軍の諜報部員で、アメリカ人。コードネームはI(アイ)。日本語堪能。
「危険な」ピース家を監視するために日本に来た。ピース家の向かいの中華料理屋「香港亭」に、留学生のアルバイトと自分の素性を偽って住み込んでいる。
密かにケンタローに思いを寄せているが、その立場上、告白などはできないでいる。
当面の恋のライバルはモモ子ということで、取り敢えずは健太郎に近づいてモモ子をイライラさせることくらいしかできない。
若松ノブ
ケンタローの友達。自転車屋 若松サイクルの一人息子。妻に先立たれた父親と二人暮らしをしている。
ギターが趣味で、将来は世界に通じる歌手になりたいと願っている。一時期インターネットライブを行ない、好評を得たことがある。
中学時代は立花美果子と同級生だった。しかし、名字にさんづけ(立花さん)でしか呼ばないような仲だったらしい。
近所の花屋の
大学生
花山スミレに片思いするも、まったく気づかれずに悩む。次の相手は美果子らしい。
安田セイタロ
古本屋「かえる堂」の店主。超遅筆のマンガ家でもあるが、売れていない。
ゴン太
レンタルビデオショップ「GONTA」の店主。安田セイタロとは友人関係にある。
ビデオ鑑賞が趣味だが、安田セイタロがゲームを遊びに来て邪魔されることもある。
花見のときに貫太郎に酒を飲ませ、日本を崩壊の危機に陥れた。
チャン子
甘味所大福屋の店員。一年前はとてもスリムだったが、甘いものの食べ過ぎで猛烈なデブになる。
その後ケンタローの力を借りてダイエットに成功するが、デブ時代に鍛えた胃袋のパワーには抗えず、再びデブにリバウンドする。
カメバー
駄菓子屋「亀田屋」の店主。
西崎カオリ
駄菓子屋「亀田屋」の常連。3丁目在住。
一度誘拐されたが、カメバーとケンタローに助けられる。
花山スミレ
花屋「花山生花」の一人娘の
大学生
。繊細な女性で、小さな命でも大切にする優しい心の持ち主。
しかし色恋沙汰には疎く、近所の自転車屋若松ノブに片思いされていることに全く気がつかない。
ドクターDEX
高ヶ谷医院の主治医。外科・内科・歯科など、あらゆる医学に精通した謎の
支那人
。高ヶ谷商店街の健康は彼によって守られているといっても過言ではない、スーパー開業医。
語末に「〜アル」と付くのは、やはり支那人だからだろう。お約束である。
トモミちゃん
高ヶ谷医院の看護婦。
浅野屋定吉
スポーツ用品店「浅野屋」の店主。
松浦ねぎ夫
ねぎさん。お好み焼き屋「お好みっくアニマル」の店主。奥さんが若くて可愛い。
プロ野球球団「広島太陽カーブ」の大ファンで、このチームのピッチャー松浦治と従兄弟の関係にある。
根元
創業40年の豆腐屋「根元屋とうふ」の店主。70歳。
妻のキヌ江に先立たれたが、その後は飼犬「パトラッシくん」と共に商店街で豆腐を売り回るようになった。
魚田安太郎
魚屋の店主。愛妻の明美と、愛娘のあおいがいる。
魚田あおい
魚屋の店主の一人娘。
杉並区立高ヶ谷中学校
香山美保
香山先生。健太郎クラス(2-B)の担任で、英語教師。
秋田県
出身。
教師 野原美智子にライバル心を持つ。理由は性格の不一致といったところだろう。だが、決して仲が悪いという訳ではない。職員室では楽しそうに会話を弾ませることもあるようだ。それが「女」というものなのかもしれない。
酒には滅法弱い。ビールをコップ一杯飲むだけで酔う。その上、酒乱である。
今井カズオ
2年B組の生徒。学園のアイドルである早川里華子と相思相愛のはずである。
辰宮
2年B組の生徒。
第12話で、「こたみか」で鍋するのに、土鍋を持って来させられた。どうやらケンタローのパシリであるらしい。
桐島キミ子
2年B組の生徒。モモ子と親しくする。
柴田犬丸
2年B組の生徒。学園の番長。ペット屋の息子。いつも口にビーフジャーキーをくわえている。
ケンタローをライバル視していて、何かあるとすぐに危害を加えて来る。喧嘩の弱いケンタローにはたまらない存在である。
自分の店のペットを従えているが、母親にだけは頭が上がらない。コテコテのガキ大将系キャラである。
田辺ツル江
2年B組の生徒。占いが趣味。
いつも巨大な水晶玉を持ち歩いていて、しかもその占いがよく当たる。
渡辺和子
2年B組の生徒。風紀委員。
眼鏡
と左右のリボンで結んだおさげがチャームポイント。
早川里華子
2年D組の生徒。タカビーだが学園のアイドル的存在。
今井カズオに告白された。一度はフッたものの、その後惚れなおすが、今度は今井カズオ側から拒否され悩む。
早乙女 光
元 生徒会長。学校の占領を目論むが失敗し、生徒会長をクビとなる。
野原美智子
野原先生。2年C組の担任。
よくわからないが、とにかくキャピキャピな先生である。
杉並区立高ヶ谷小学校
松山光太郎
松山先生。ノリ子のクラス(4-2)の担任。24歳。
高木タマ子
ノリ子の親友で同級生。パン屋たかぎベーカリーの一人娘。
ケンタローにパンを作るマシンを注文し、ひどい目にあった。
青木クニ子
ノリ子の親友で同級生。
三つ編みに眼鏡の女の子。気が強く、男子なんてメじゃない。
松井さくら
コースケのガールフレンドで同級生。活発だが、恐がりで泣き虫。ちょっとイジワル。
松本マコト
コースケの親友で同級生。
ケンタローの作ったタヌキ型目覚ましを購入したばかりに、ひどい目にあう。母親は「ザマス」系のオバサマである。
単行本
単行本は全24巻。しかし既に絶版の模様で、店頭在庫以外では古本でしか手に入らないようである。かなりプレミアが付いている模様。
ISBN978-4-253-04725-8
(1997(平成9)年5月)
ISBN978-4-253-04726-5
(1997(平成9)年8月)
ISBN978-4-253-04726-5
(1997(平成9)年10月)
ISBN978-4-253-04728-9
(1997(平成9)年12月)
ISBN978-4-253-04729-6
(1998(平成10)年2月)
ISBN978-4-253-04730-2
(1998(平成10)年4月)
ISBN978-4-253-04758-6
(1998(平成10)年6月)
ISBN978-4-253-04759-3
(1998(平成10)年8月)
ISBN978-4-253-04778-4
(1998(平成10)年10月)
ISBN978-4-253-04779-1
(1998(平成10)年12月)
ISBN978-4-253-04780-7
(1999(平成11)年3月)
ISBN978-4-253-05105-7
(1999(平成11)年5月)
ISBN978-4-253-05106-4
(1999(平成11)年7月)
ISBN978-4-253-05107-1
(1999(平成11)年9月)
ISBN978-4-253-05108-8
(1999(平成11)年11月)
ISBN978-4-253-05109-5
(2000(平成12)年1月)
ISBN978-4-253-05110-1
(2000(平成12)年4月)
ISBN978-4-253-05851-3
(2000(平成12)年6月)
ISBN978-4-253-05852-0
(2000(平成12)年9月)
ISBN978-4-253-05853-7
(2000(平成12)年10月)
ISBN978-4-253-05854-4
(2000(平成12)年12月)
ISBN978-4-253-05855-1
(2001(平成13)年2月)
ISBN978-4-253-05856-8
(2001(平成13)年5月)
ISBN978-4-253-05857-5
(2001(平成13)年6月) (完結)
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