コミックマーケット |
辞書:萌色用語の基礎知識 同人編 (ODOJIN) |
読み:コミックマーケット |
外語:Comic Market |
品詞:名詞 |
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イベント情報 |
概要 |
趣旨 |
コミックマーケットという名前が付いているが、実際にはマンガ以外の同人誌やグッズ類も多数取引されている(今お読みの、通信用語の基礎知識もコミックマーケットに出展している)。
またコスプレなども容認されており、それぞれが、思い思いの楽しみ方をする場となっている。
会場 |
会場は、ある程度規模が拡大してからは晴海で行なわれるようになる。
そして一時期狭い晴海から千葉の幕張メッセに移ったこともあったが、成人向け作品の問題があり、千葉の条例に基づき地元PTAからの圧力で会場を締め出され、元の狭い晴海に舞い戻ることになる。
そして展示場の移転に伴い1996(平成8)年の夏から会場が有明に移された。
特徴 |
準備会 |
元々は個人で行なわれ、法人格を持たない「コミックマーケット準備会」が運営していた。しかし規模が巨大化したことから、業務上やむを得ず法人化し、(有)コミケットが設立され、法人として準備会をサポートしている。
「コミケ」「コミケット」「コミックマーケット」は(有)コミケットの登録商標である。
イベント自体は年2回だが、殆ど一年中雑務に追われることとなる。
専門用語 |
スタッフや参加者の中では、他では通じないような様々な専門用語が飛び交っている。
時代により事情も変わるため、当然ながら死語も多数発生している。
注意点 |
客はいない |
コミックマーケットに「客」は存在しない。スタッフ、サークル参加者、一般参加者、全てが「参加者」であり、イベントを盛り上げ、且つ「つつがなく」イベントを進行させるための責務を負っている。
また、会社や店ではないので、「社長」や「店長」もいない。
帰るまでがコミケ |
家を出て、家に帰るまでがコミケである。
コミケは参加者が作る。参加者が暴走すれば、コミケを壊すことだってできるのである。しかしそれは誰も望んでいないだろう。
参加者として自覚をもち、次に繋がるよう皆が努力する必要がある。
特に、エロ紙袋などは持ち歩かないこと。帰宅途中の駅などには子供もいるのである。子供たちにそのような絵を見せつけることは、健全な大人のすることではない。
これまでとこれから |
コミケは、2011(平成23)年の夏に80回目を迎え、さらに続いている。
しかしこれまで、大きな事故は一度もなく、大きな怪我をした者もなく、毎回50万人以上が集まりながら、一人も死人が出ていない。
ワンダーフェスティバルではビッグサイトの欠陥エスカレーターが大破したが、コミケでは一度もエスカレーターの事故を起こしていない。コミケでは、エスカレーター上を歩かないなど、安全に注意している。
コミケ参加者は、この、他では恐らく有り得ない記録を、今後も伸ばしていく責務を負っている。
禁止事項 |
コミックマーケット74カタログ1166ページに書かれた、Dr.モローのまんがによると、「やっちゃいけないコト。」は、以下の通り。
「法律で禁じられていることの他にも、コミケでやっちゃいけないことがいろいろあります。」とのことであるため、以下は必ず守らなければならない。
サッカーボールや木刀やバット等もダメ
「ムリヤリ立たせますんでヨロシク。」とのことである。
「即攻でK察行きです。」とのことである。
「そういうイベントじゃありません。」とのことである。
「家に帰ってから死んでください」とのことである。
問題点 |
世界有数の大規模イベントなだけあり、それに伴う問題も数多い。
表現 |
成人向けの本などに関しては、開場前にスタッフのチェックを受けたり自主規制により違法性を回避しているが、かなり際どいものも多い。
アニメパロディ(二次著作物)と同人グッズの版権問題なども、話題には事欠かない。
ただ、コミックマーケットは同人精神に則り、「表現の自由」を最大限に尊重する立場を貫いている。従って、違法性がない限り、成人向け媒体その他についても寛容である。
エロ |
コミックマーケットでは常にエロ(男性向けの猥褻な同人誌)が問題視される傾向にあるが、コミックマーケットにおけるエロの割合は一説では全体の二割でしかない。少ないと思われるかもしれないが、これが現実であり、コミケでは男性向けエロは少数派である。男性は、このわずか二割のエロに群がっている。
全年齢、つまり一般向けは全体の三割である。
では残りの五割は何かというと、それはホモ(腐女子向けの猥褻な同人誌)である。
徹夜 |
毎回問題になるのが、徹夜である。
徹夜は毎回注意されるにも関らず、決して無くならない。
テントを張って徹夜する猛者もいる。冬は炬燵、夏には麻雀が出て、この騒音で会場周辺住民の苦情が大噴出している。
雨 |
かつては、コミケは決して雨が降らないイベントとして有名だった。
神通力を持つ者が老齢化したりした結果(かどうかは定かではないが)、雨も降るようになった。徹夜の日に雨に降られるという事態がここ数年頻発している。
さらには、有明上空だけ局所的に雨が降るという、従来と逆の現象まで生じるようになって来た。
もしかすると、徹夜組に怒って米やんが化けて出て雨を降らせているのかも知れない。
その他 |
その他にも、様々な問題が出た。
一覧 |
「春」は「春コミ」、「夏」は「夏コミ」、「冬」は「冬コミ」を表わす。コミケットスペシャルは数に含まれていない。
幕張以降現在に至るまで、夏と冬のみの開催であることから、偶数が夏、奇数が冬で定着している。
初期 |
使われた会場を併記する。
東京国際貿易センター(晴海) 1期 |
記録不鮮明のため使用館については相違の可能性あり。
東京流通センター(TRC)大展示場 |
東京国際貿易センター(晴海) 2期 |
幕張メッセ |
東京国際貿易センター(晴海) 3期 |
記録不鮮明のため使用館については相違の可能性あり。
東京ビッグサイト(有明) |
以下は今後の予定
リンク |
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