全滅 |
辞書:軍事用語の基礎知識 軍事システム編 (AMSYS) |
読み:ぜんめつ |
品詞:さ変名詞 |
全てが滅びた状態。軍事用語としては、兵の大多数が失われ、その戦闘能力を喪失した状態。
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概要 |
一般には、兵士の30%程度の損耗を受けた場合、その部隊は戦力として数えることができなくなり、もって部隊「全滅」とされる。
例えば、大隊(1000人程度)が3割倒れると、1個中隊程度の損耗となる。こうなると大隊としての機能維持は不可能となり、補充兵を動員して戦力の補強をするか、または中隊規模での部隊運用に切り替えるかをせざるをえなくなる。
ゆえに、部隊の1/3の損耗で、その部隊は全滅として扱われる。
特徴 |
全滅後 |
部隊が全滅したあとは、残った兵力で部隊を再編成することになる。
しかし、部隊が大量にあっても混乱するばかりで機能できないので、ある程度の規模に再編成する必要が生ずる。兵力は、一定数集まって、はじめて戦力となるのである。
壊滅と殲滅 |
部隊が50%程度の損耗を受けた場合、それは再編成すら不可能な打撃を受けたことになり、これを「壊滅」という。
また、100%の損耗を受けた場合は、戦闘能力のある兵士も、将官・士官も存在しない状態となる。これが「殲滅」である。殲滅した部隊は、消滅する。旧日本軍の場合、これを「玉砕」と言った。
リンク |
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