里道
読み:りどう

 道路法の適用のない道路のこと。いわゆる認定外道路の一つで、財務省(旧大蔵省)所轄の国有財産である。この道路は法務局の公図(地図)では赤色で示されているため、赤道(あかみち)とも呼ばれる。
 時は明治の時代、明治政府は関所や番所を廃止し、1876(明治9)年の太政官達60号により道路を全て国有道路とし、国道・県道・里道の3種類に分類し命名した。その後1918(大正7)年、道路法が施行され、全て国有道路だったのもが現在の区分に近いものに再編される。この時重要な里道は市町村道になったが、そうでないものは現在の道路法などが適用されない、認定外道路として国有管理されることになったのである。

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