笹子トンネル
読み:ささごトンネル
外語:Sasago tunnel
中央自動車道
の
トンネル
の一つ。
目次
情報
位置情報
設計諸元
規制等
法定路線名
沿革
特徴
笹子峠
構造
並行するトンネル
状況
車線規制
崩落事故
崩落
天井板
情報
位置情報
概略位置
: 山梨県大月市笹子町黒野田〜甲州市大和町初鹿野〜日影
延長: 約4.7km
初狩PA
と
勝沼IC
の間にある笹子峠を貫いている。
設計諸元
構造規格: (未確認)
設計速度: (未確認)
道路幅員: (未確認)
車線数: 4車線 (片側2車線×2本)
規制等
制限速度: 70km/h(168km/hBeat)
最低速度
: 50km/h(120km/hBeat)
標識規制: 未確認
法定路線名
中央自動車道
(
中央自動車道西宮線
)
沿革
1977(昭和52)年12月20日: 供用開始
2012(平成24)年12月2日: 上り線側 天井板崩落 (民主党 野田佳彦内閣)、上下線で通行止め開始
2012(平成24)年12月6日: 下り線の天井板の撤去工事に着手
2012(平成24)年12月29日: 下り線を使った対面通行(上下1車線ずつ)開始
2013(平成25)年1月11日: 上り線の天井板の撤去工事に着手
以下は予定
2013(平成25)年2月下旬: 上り線開通予定
特徴
笹子峠
笹子峠は(旧)
甲州街道
最大の難所と言われた、とんでもない峠で、実際に
地図
を見ればその凄さが分かる。
車道となる国道20号甲州街道は、さらに北側に作られた新笹子トンネルを通っている。
峠道
は現在1.5車線の県道になっている。そんな凄い峠だが、今では自転車で走りに来る猛者もいるらしい。
構造
笹子トンネルは、トンネル内はほぼ直線であり、上下線とも2車線で整備されている。
並行するトンネル
笹子隧道 (旧国道20号/山梨県道212号日影笹子線) 現在は自転車・歩行者専用
新笹子隧道(新笹子トンネル) (国道20号甲州街道)
笹子トンネル (
JR中央本線
下り線)
新笹子トンネル (
JR中央本線
上り線)
状況
車線規制
いつの頃からか、休日はトンネル前で1車線に規制し、トンネル内の混雑を軽減するようになっていた。
その理由は定かではなかったが、トンネルの老朽化による事故防止か、または実際に事故が起き火災が生じた時の被害を最小限にするためではないかと噂されていた。
崩落事故
崩落
2012(平成24)年12月2日08:00(@000)頃、上り線の笹子トンネルの中で崩落が発生し、複数の車が巻き込まれ、トンネル内では火災も発生した。
NEXCO中日本によると、トンネル崩落事故の現場は、東京側出口から約1.7km付近とされる。
高度経済成長期に作られたインフラの経年劣化が始まっており、耐用年数を迎え始めていた。本来ならば全てのトンネルや橋のメンテナンスが必要、可能ならば新トンネルの掘削なども検討課題だが、予算や妨害などで難しいのが実情であった。
そして、供用開始から間もなく35年となる2012(平成24)年12月2日、笹子トンネルも崩壊したのである。
天井板
今回の事故は、トンネル自体の崩壊ではなく、天井板が二つに折れて道路に落下したという。枚数にして150枚程度が落下したとされている。
このトンネルは、筒状に掘られた中に、コンクリート製の天井板を天井から吊るす方式で作られていた。天井板は1枚あたり、横5m、奥行き2m、重さ約1.1トンとされる。また、天井板は、トンネルの天井からぶら下げた長さ5.3mの鉄製の棒で支えていたという。
事故現場では9月から10月に掛けて検査したばかりだったが、NEXCO中日本は、棒が何らかの原因で外れた可能性があるとしている。
検査しても数ヶ月で崩壊するというのであれば、これまでの検査方法は、このような事故には効果がないということになる。天井板を全て外し、排気方法なども再考する必要があると言える。
NEXCO中日本は、天井板を全て撤去するという方法を選択した。
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