接続水域
読み:せつぞくすいいき
外語:contiguous zone
領海の外側に設定された海域のこと。
定義
領海は基線からその外側12海里(22km)の線であるが、接続水域は倍の24海里(44km)の線である。
接続水域は領海の外側であり、本質的には公海であるが、領海の主権を有する国の権利の一部が適用できる。
特徴
権利
領海ではないので、不審船や(仮想)敵国の軍艦などが侵入/侵害をしたとしても、それをもって拿捕や逮捕、あるいは撃沈などの自衛権の行使は原則としてすることができない。但し、領海侵犯しそうな船舶であれば、予防のために、接続水域において調査や警告などをすることはできる。
貨物の輸出入(通関)、人の出入国、衛生などについては、領海と同様に法令違反などを適用することが許されている。
範囲
――― 基線 ―――
- 領海 (↓12海里)
- 公海
- 接続水域 (↓24海里)
- 排他的経済水域 (↓200海里)
- 大陸棚 (↓350海里)
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