カタカナ市名
読み:カタカナ-しめい

 漢字がなく、カタカナで命名されている市名のこと。なお、「ヶ」はカタカナではなく箇の略字であるので、これを含んでもカタカナ市名には含めない。
目次

カタカナ市名の歴史
 かつては沖縄県コザ市が1956(昭和31)年7月1日の市制施行で存在したが、これは市町村合併で沖縄市となった。
 現存するカタカナ市は一つで、中巨摩郡の6町村が合併して誕生した山梨県南アルプス市のみである。
 ここに愛知県南セントレア市が誕生しそうな様相を呈したが、実現しなかった。その後、長野県中央アルプス市も誕生しそうな様相を呈したが、実現しなかった。しかしこれらは、最初からまともな名前にしておけば支障無く合併できたと思われる。
 南アルプスだの南セントレアだのと、日本の伝統文化を微塵も感じない地名であるがゆえに、痛い地名だとして他地域から非難される。

カタカナ市名

現存するカタカナ市名(都道府県コード順)
県名市名市制施行日備考
山梨県南アルプス市2003(平成15)年4月1日中巨摩郡の6町村

ヶ(都道府県コード順)
 ヶはカタカナではなく、箇の略字である。が、参考までにヶを含む市名に次のようなものがある。むろん、これらは痛い地名としては扱われていない。
 なお、自治体によってはヶではなくケだとする所もある。
県名市名市制施行日読み
茨城県龍ヶ崎市1954(昭和29)年3月20日りゅうがさきし
埼玉県鶴ヶ島市1991(平成3)年9月1日つるがしまし
千葉県鎌ヶ谷市1971(昭和46)年9月1日かまがやし
袖ヶ浦市1991(平成3)年4月1日そでがうらし
神奈川県茅ヶ崎市1947(昭和22)年10月1日ちがさきし
長野県駒ヶ根市1954(昭和29)年7月1日こまがねし
 かつてあった鳩ヶ谷市は、2011(平成23)年10月11日に川口市に吸収合併され消滅した。

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