酷道
読み:こくどう
車や人が通れるように整備して設けた道とは言い難い
国道
の蔑称。
驚路
の一種。
目次
語の由来
特徴
状況
日本三大酷道
主な酷道
語の由来
由来は、「
酷
い国
道
」ないし「過
酷
な
道
」から来ている。
また、険しい県道を
険道
と言い、そのような
道路
全般を
驚路
と呼ぶこともある。
但し、「酷道」かどうかの判断基準は人それぞれで、定義はない。ある人が酷道と思っても、他の人はまだまだ序の口の道路、と考えることもありうる。
特徴
状況
主に三桁台に集中し、畦道(あぜみち)を舗装しただけの道であったり、未舗装区間が続いたり、路面を川が流れていたりと、酷道を渡りきるレジャースポーツとしては楽しいこと尽めである。
酷道にも様々あるが、未舗装、0.5車線やら歩道並みの幅員、というか既に獣道、というより既に廃道、あるいは超急勾配、濛々たる藪、落石、
ガレ場
、崖などがフルセットで整っていたりし、死を覚悟しても通り抜けることはできない国道も存在する。
「
危険 落ちたら死ぬ!!
」の立て看板で酷道マニアに有名なのは
国道157号
である。当該区間は、同様に酷道である国道418号が重複している。
日本三大酷道
国道418号
国道425号
国道439号
主な酷道
酷道としてよく名が上がるのは、次の道路である。
「酷道」の基準はないので、全て利用者の主観に基づく。状況は、確認した時点でのもの。
国道25号
‐ 非名阪
国道157号
‐ 温見峠の「
危険 落ちたら死ぬ!!
」が有名
国道166号
‐ 歴史深い道路だが、起点周辺は狭路。いわゆる都市型酷道
(
国道184号
‐ 志津見ダムの湖底に沈んだ区間)
国道193号 ‐
峠
区間は狭路。途中の分断区間は県道253号が結ぶ
国道265号 ‐ 道路以外の人工物が無い狭路が続く、九州一の酷道
(
国道289号
‐ 残るは不通区間の八十里越区間のみ)
国道292号 ‐ 道路自体はごく普通だが、殺生河原は猛毒ガス
硫化水素
が発生しており「駐停車禁止」となっている
国道299号 ‐ 元林道の国道。峠、特に十石峠が過酷。日本語とは思えない不可解な看板や電光表示で警告あり
国道308号 ‐ 暗峠周辺は急勾配の狭路
国道309号 ‐ 元林道の国道。至る所が狭路、落石。「落盤注意」なる意味不明な看板が多数登場
国道352号 ‐ 水量豊かな洗い越し(路上河川)や、崩壊した路肩多数。かつては時間帯により一方通行と終日二輪車通行禁止だった
国道371号 ‐ 山の中を走る約1.0車線の狭路。2ヶ所ある分断区間は林道が結ぶ
国道388号 ‐ 山の中の狭路。九州を代表する酷道の一つ
国道403号 ‐ 山道の狭路、分断、盛大な洗い越しなど
(国道417号 ‐ 国道区間は徳山ダムに沈んだ)
国道418号
‐ 廃道区間あり。また温見峠はあの国道157号と重複する、「日本三大酷道」の一つ
国道425号 ‐ 重複除き約200kmの全区間が酷道という有り得ない国道。「日本三大酷道」の一つで、425は死にGo!の意だとか
国道429号 ‐ 京都から兵庫までの県境の峠周辺は国道とは思えない山道である
国道439号 ‐ 蔑称「ヨサク」。四国最狂の酷道で、「日本三大酷道」の一つ
国道458号 ‐ 未舗装のダート、林道としか思えない放置状態の区間が長い
国道471号 ‐ 楢峠。頻繁に災害復旧で通行止めになる
国道472号 ‐ 国道471号と共に楢峠を通るほか、不通区間もあり
国道477号 ‐ 「百井別れ」と称する鋭角ターン(T字路と言えば聞こえが良い)が酷道マニアに有名な一方、琵琶湖大橋有料道路もR477である
国道488号 ‐ ガードレールなど存在しない、いつ転落してもおかしくない1車線狭路という中国地方最狂の酷道
国道490号 ‐ 県道への迂回案内が立っている、自治体公認という珍しい酷道
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