原宿交差点
読み:はらじゅく-こうさてん
神奈川県横浜市にある
国道1号
の交差点の一つ。
目次
概要
所在地
接続する道路
規格
特徴
立体化前
立体化
立体化工事
工事概要
車道切替工事
切り回し工事前
STEP1・2
STEP3
STEP4〜5
STEP6
トンネル掘削工事
トンネル掘削工事開始前
STEP1
STEP2
それ以降
概要
所在地
概略位置
:
神奈川県
横浜市
戸塚区原宿3丁目地内〜4丁目地内
接続する道路
北
環状4号線
横浜市道18号環状四号線
横浜市道環状4号線1308
神奈川県道402号阿久和鎌倉線
(重複区間)
県道原宿六ツ浦線1201
神奈川県道403号菖蒲沢戸塚線(重複区間)
東
国道1号
南
環状4号線
神奈川県道23号原宿六ツ浦線
県道原宿六ツ浦線1201
神奈川県道402号阿久和鎌倉線(重複区間)
県道阿久和鎌倉3024
西
国道1号
県道阿久和鎌倉3024(重複区間)
規格
構造規格:
第四種第一級
設計速度: 本線60km/h(144km/hBeat)、側道40km/h(96km/hBeat)
延長: 830m
特徴
立体化前
国道1号と
環状4号線
が平面交差する。
この付近の国道1号は往復4車線道路で、狭路ばかりの横浜市としては、これでも格別の広さを持つ道路であった。
しかし、藤沢・湘南以西と横浜以東を結ぶほぼ唯一の幹線道路でもあり、代替路線はなく、この道を通らざるを得ないという交通の要所とあって著しく混雑した。
特に原宿交差点は横浜市内の主要な幹線道路である環状4号線と交差するとあり容量不足が著しく、市内でも指折りの渋滞地帯となっている。
立体化
そこで、国道1号を拡幅し、中央を掘り下げ環状4号線の下を通すという立体化工事が実施された。
2008(平成20)年頃の完成が予定されていたが用地確保に手間取った。
2009(平成21)年4月4日に、まず上り線(東京方向)側の
トンネル
が開通した。
2010(平成22)年12月12日、遂にトンネルは全線開通した。
立体化工事
工事概要
国道1号を大幅に拡幅し、環状4号の下をトンネルで通過するルートを構築する(アンダーパス化)。
直進用のトンネル区間は上下各2車線の計4車線で、右左折用に、側道として地上の道路が各1車線用意される。つまり、国道1号は6車線となる。
国道1号は環状4号線の下を通ることになるので、地上部は空きスペースができる。一部は側道の右折レーンとなるが、それ以外は緑化される予定である。
車道切替工事
切り回し工事前
土地の買収が進められ、着工間もない頃は、従来通りの4車線で供用が続けられた。主として南側が精力的に買収されたようである。
買収が進み、道路の舗装が終わったところで暫定的に供用が開始された。
STEP1・2
STEP1 ‐ 下り線の右折レーンの短縮(2007(平成19)年7月18日〜24日)
STEP2 ‐ 下り線の左折レーンを閉鎖(2007(平成19)年7月24日〜11月28日)
STEP1は作業帯確保が目的である。STEP2は歩道を南(住宅側)に移動するための工事が目的である。
STEP3
STEP2で作られた新しい1車線を供用。土地の買収に成功した東側もそれに合わせて拡幅が行なわれる。
STEP3 ‐ 下り1車線のシフト(2007(平成19)年11月28日)
東西共に歩道が更に南(住宅寄り)に移動となり、合わせて
電柱
も移設された。左折専用レーンも移動され、これは直進・左折レーンとなる。
下りの直進・右折レーンと直進・左折レーンの間は3車線分は工事用の作業帯となる。
STEP4〜5
次は上り線のシフトが行なわれた。
STEP4 ‐ 上り線横浜側のシフト(2007(平成19)年12月5日)
STEP5 ‐ 上り線藤沢側のシフト(2007(平成19)年12月13日)
交差点の位置は変えられないが、その東西について、中央を開けるようにルートの変更が行なわれた。
中央を掘削するため、その作業帯確保が目的である。
STEP6
次は下り線のシフトが行なわれた。
STEP6 ‐ 下り2車線のシフト(2007(平成19)年12月18日)
二股に分かれたままだった下り線をシフトし、以前作られた左折レーン車道に並走するようになった。右折レーンも設けられている。
これにより中央に作業帯が確保され、車線の切替工事は一旦完了となった。
次は、トンネル掘削工事である。
トンネル掘削工事
トンネル掘削工事開始前
2007(平成19)年12月に道路の切り回しが完了し、道路の中央部分に常設作業帯が確保された。
この時点で、上下線は各2車線で、上下共に右折レーンが設けられている。
STEP1
掘削工事が始まる。
STEP1 ‐ 立坑掘削及び鋼矢板打設・掘削 (2008(平成20)年1月〜3月頃)
ちょうど交差点に接する付近、横浜側・藤沢側双方に、「鋼矢板」と呼ばれる仮設の鉄板を打ち込む作業(これを「打設」という)が行なわれている。
STEP2
トンネル掘削の準備作業である。
STEP2 ‐ 立坑掘削完了及びハーモニカ掘削機発進 (2008(平成20)年3月〜4月の予定)
「立坑」の掘削が完了したら、ここからハーモニカ掘削機を投入し、トンネル掘削の準備を開始する。
それ以降
ハーモニカ工法によるトンネル掘削工事は、2010(平成22)年4月16日に全て完了した。
このトンネルは4m四方の小型のトンネルで、掘削機の解体、搬出を終えた後、この小型トンネルを繋げて一体化し、鉄筋コンクリート製の大型のトンネルに作り替えた。
2010(平成22)年12月12日、遂にトンネルは開通した。
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