タイミングベルト |
辞書:国土用語の基礎知識 車編 (ECCAR) |
読み:タイミングベルト |
外語:timing belt |
品詞:名詞 |
車の駆動系に関する部品の一つで、空気と気化した燃料(混合気)をエンジンシリンダーへと送り込む(吸気する)タイミングを開閉弁へと与えるためのベルト。
安定した運転には重要なベルトであり、万一これが切れればエンジンに燃料が供給されなくなって突然のエンストを招くことになる。
とはいえ、このベルトはエンジン内部にあるため目視による確認が困難なことから、タイミングベルト切断による事故は事故原因の上位にランクインしている。それは乗用車故障としてはタイヤのバースト、バッテリー過放電に次いで第三位とされ、高速道路・一般道路合わせて年間で数万件に達すると言われているので、油断できないものといえる。
昔の乗用車や耐久性が求められる大型車ではこれがチェーンである。しかしこれは重く、また金属音が煩く、加えて摩耗すると伸びたりしてメンテナンス性が良くないという欠点があった。
そこで現在は耐久性ゴムに材質が変更され、チェーンとは違って潤滑油の密閉が不要となったことからメンテナンス性が格段に向上したが、しかし車のメンテナンスが悪いと部品の焼き付きを起こし切れてしまうという欠点がある。
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