SPレコード |
辞書:文化用語の基礎知識 音楽・技術編 (LMTECH) |
読み:エスピーレコード |
外語:SP record: Standard Play record |
品詞:名詞 |
アナログレコードの種類の一つで、最初期型。
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概要 |
毎分78回転で、直径12インチ(30.48cm)のレコードを使用する。
再生には蓄音機の鉄針が使われるため溝が大きく、また回転数も早いため録音再生時間は4〜5分程度しかない。
特徴 |
材質はプラスチックの一種シェラックであり、落とすと割れてしまうので扱いには気をつけねばならない。また後のLPやEPより幾分厚く、重量感がある。
SPは1900年初頭はラッパ吹込(アコースティック録音)による録音で、1925(大正14)年以降からは電気録音(いわゆるマイクの利用)に切り替わった。SPは高速回転のため擦り切れ易く、またプラスチック粒子が粗いため雑音が大きいという問題があった。そのためLPレコードやEPレコードが実用化されると次第に淘汰され始め、1950年代には完全にLPに置き換わった。SPレコードは1963(昭和38)年に生産終了となった。
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