S/PDIF
読み:エスピーディーアイエフ
外語:S/PDIF: Sony/Philips Digital Interface Format

 民生用のディジタルオーディオ機器に使われている、ディジタルオーディオインターフェイス。IEC 60958(旧IEC 958)、EIAJ CP-1201(旧CP-340)などにより標準化されている。
目次

概要
 物理層は二種類存在する。()内はコネクターの種類。
 光ファイバーのものは、東芝商標TOSLINKとも呼ばれることもあった。

特徴

ケーブル
 民生機では光ファイバーが採用された。一方で、業務用機に搭載されたS/PDIFは、主に同軸ケーブルだった。
 
 現在ではパソコン用の高級なサウンドカードにも光ファイバーのS/PDIFが搭載されている。

通信仕様
 データ通信は送信側からの出力のみの単向通信方式である。
 一本のケーブルで16〜24ビットのディジタルオーディオデータを2チャンネル(ステレオ)まで転送することが可能。
 サンプリング周波数は32kHz、44.1kHz・48kHz(ノーマル)、88.2kHz・96kHz(ダブルスピードまたはデュアルワイヤー)、176.4kHz・192kHzが規定されている。

AES/EBU
 S/PDIFの業務用とも言えるものが、AES/EBUである。
 使用するケーブルやコネクター等に違いがあるが、プロトコルなどの基本部分はS/PDIFと同様である。
 なおAES/EBUは民生用のS/PDIFとは異なり、SCMSなどのコピー制限は無い。

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