ローランドの提唱した、GM上位互換のフォーマット仕様。
基本的には、GMで規定される128種の音色を、さらにバンク切り替えという形で拡張することを主とする。
但し実際にはGMよりGSの方が先に登場しており、GMはGSの音色を抜粋して標準化したものである。
その他、GSにはGM1に存在しないエフェクトに関する設定が存在する。
対抗のヤマハは「XG」という、同じく GM1の上位互換を用意しているが、GSとは非互換である。
なお、ローランド一部機種でヤマハのXGliteに、またヤマハの一部機種もGSに、対応する製品がある。
SOUND Canvasシリーズでも、SC-88Pro以降は、隠しモードとしてXG(あるいはXGliste相当か)が搭載されている。
初期の頃はGSスタンダードという呼称だったがすぐ改称されてGSフォーマットとなり、現在はGSのみで使われる事が多い。
例えば、初期ロットのSC-55は、液晶下のフロントパネルにGS STANDARDと表示されている。
GSにも様々なバージョンが存在するが、大きく分けると次の二つである。
- 旧GS ‐ 24ポリ、代理発音機能有り
- 新GS ‐ 28ポリ以上、代理発音機能無し
俗に「GS音源」と呼ばれる。
- CMシリーズ
- SOUND Canvasシリーズ(キーボードを除く)
- STUDIO Canvasシリーズ
- PCカード
- キーボード
- Eシリーズ
- E-28 (61鍵)
- E-35 (61鍵)
- E-36 (61鍵)
- E-38 (61鍵)
- E-68 (61鍵)
- E-70 (61鍵)
- E-86 (61鍵)
- JVシリーズ
- JV-30 (61鍵) (SC-55相当)
- JV-35 (61鍵) (要エクスパンションボードVE-GS1)
- JV-50 (61鍵) (要エクスパンションボードVE-GS1)
- JV-80 (61鍵)
- JV-90 (76鍵) (要エクスパンションボードVE-GS1)
- JV-1000 (76鍵) (要エクスパンションボードVE-GS1)
- SOUND Canvasシリーズ
- SK-50 (61鍵)
- SK-500 (49鍵)
- SK-88Pro (37鍵)
- その他
- A-90 (88鍵) (要エクスパンションボードVE-GS1)
- A-90EX (88鍵)
- JW-50 (61鍵)
- XP-10 (61鍵)
- シーケンサー
- MC-80 (要エクスパンションボードVE-GSPro)
- MC-80EX
- PMA-5
- SD-35
- MTシリーズ
- アレンジャー
- 携帯電話機 (GSマーク付き携帯電話機)
- TK11 (京セラ製ツーカー端末)
- TK21 (京セラ製ツーカー端末)
- ソフトウェア・シンセサイザー(VSCシリーズ)
- VSC-55
- VSC-88M
- VSC-88H
- VSC-88H3 (VSC3.0)
- VSC-MP1
- ローランド・ピアノ・デジタル
- LX10
- HP/RPシリーズ
- スタイリッシュシリーズ
- デジスコア・シリーズ
- VIMA RK-300
- デジタルグランド・シリーズ
- RG-1
- RG-3
- RG-3M
- RG-7-R
- KR115R
- KR117MR
- その他
- JV-880 (要エクスパンションボードVE-GS1)
- M-GS64
- VE-GS1 (エクスパンションボード)
- VE-GSPro (エクスパンションボード)
- ミュージックプレイヤー
- MT-80s
- MT-90s
- MT-90U
- MT-300
- MT-300S
- ミュージック・タイマー
- モバイルデータプレイヤー
- ヤマハ クラビノーバ
用語の所属
MIDI
GM (MIDI)
GS
関連する用語
GSリセット
XG