集諦
読み:しったい

 四諦の第二。集とは物事の原因のこと。苦には必ず原因があるので、その苦が起こった原因を探求し、反省し、見極めよ、という教え。
 妙法蓮華経の第二巻 "譬喩品第三" では「諸苦の所因は 貪欲為れ本なり 若し貪欲を滅すれば 依止する所無し 諸苦を滅尽するを 第三の諦と名づく」と説かれ、諸苦の原因は、突き詰めれば貪欲に基づくものだとされている。そして人間の苦悩が成立する原因は十二因縁として説かれている。

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