竹島の日を定める条例
読み:たけしまのひをさだめるじょうれい
島根県条例第36号「竹島の日を定める条例」。
1905(明治38)年2月22日の県告示により竹島が島根県に編入されてから100年になるのを記念し、2005(平成17)年にこの条例が作られた。
条文
島根県条例第36号「竹島の日を定める条例」の条例は次の通り。
- 第1条(趣旨)
- 県民、市町村及び県が一体となって、竹島領土権の早期確立を目指した運動を推進し、竹島問題についての国民世論の啓発を図るため、竹島の日を定める。
- 第2条(竹島の日)
- 竹島の日は、二月二十二日とする。
- 第3条(県の責務)
- 県は、竹島の日の趣旨にふさわしい取り組みを推進するため、必要な施策を講じるよう努めるものとする。
- 附則
- この条例は、公布の日から施行する。
立案から可決まで
立案
2005(平成17)年2月23日、島根県議会(定数38)の超党派の議員35人が「竹島の日を定める条例」案を議員提案した。簡単には、民主党と共産党以外全員の議員提案である。
提出者は次の35名(「議員提出第1号議案」の記名順)である。
- 細田重雄 (自由民主党)
- 内田敬 (無所属)
- 渡辺恵夫 (無所属)
- 野津浩美 (自由民主党)
- 上代義郎 (自由民主党)
- 浅野俊雄 (自由民主党)
- 佐々木雄三 (自由民主党)
- 成相安信 (無所属)
- 手錢長光 (自由民主党)
- 田中健二 (自由民主党)
- 宮隅啓 (自由民主党)
- 倉井毅 (自由民主党)
- 福田正明 (自由民主党)
- 森山健一 (自由民主党)
- 田原正居 (自由民主党)
- 洲濱繁達 (自由民主党)
- 原成充 (自由民主党)
- 矢野潔 (自由民主党)
- 五百川純寿 (自由民主党)
- 多久和忠雄 (無所属)
- 岡本昭二 (自由民主党)
- 三島治 (公明党)
- 島田三郎 (自由民主党)
- 石倉俊紀 (無所属)
- 藤山勉 (自由民主党)
- 絲原徳康 (無所属)
- 福間賢造 (無所属)
- 小澤秀多 (自由民主党)
- 大屋俊弘 (自由民主党)
- 中村芳信 (無所属)
- 川上昌彦 (無所属)
- 田中八洲男 (無所属)
- 井田徳義 (無所属)
- 和田章一郎 (無所属)
- 園山繁 (無所属)
可決
2005(平成17)年3月16日午前、島根県議会 本会議において、賛成多数で可決され、3月25日午後に交付・施行された。
議会には朝鮮人も多数押しかけたため、厳戒体制の中で採決が行なわれた。
島根県議会の定員38名中、賛成35・反対2・棄権1で、可決。
ちなみに、反対は県政クラブ(民主党系)の石橋富二雄と小室寿明、棄権は共産党の尾村利成である。
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