弔旗
読み:ちょうき
弔意などを表わす際に用いられる旗。
概要
黒帯などの喪章を附して掲揚される旗をいう。
弔意などを表わすためには半旗という掲揚方法もあるが、掲揚の設備の都合などで半旗にできない場合は、弔旗を掲揚する。
一般的には国旗を用いるが、各種の団体旗、自治体にあっては、都道府県旗、市町村旗、他国では州旗などを使うこともある。
半旗と違い、弔旗は国組織ごとにかなり慣習が異なっている。
特徴
日本では、「大正元年閣令第一号(大喪中ノ国旗掲揚方)」によって定められた方法を、大喪以外にも準用している。
閣令では、次のように定められている。
大喪中国旗ヲ掲揚スルトキハ竿球ハ黒布ヲ以テ之ヲ蔽ヒ且旗竿ノ上部ニ黒布ヲ附スヘシ其ノ図式左ノ如シ
現代語に訳すと、「大喪中に国旗を掲揚する場合は、竿球を黒布を用いて覆い、かつ、旗竿の上部には黒布を附さねばならない。左の図を参照のこと」として、図が掲載されている。
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