公用旅券
読み:こうようりょけん
外語:official passport
日本国旅券のうち、公務員、国会議員、その他公的機関や委託を受けた者などが、公務として渡航する際に発給され、使用する旅券。
概要
旅券法の第二条に定義がある。
旅券法
(定義)
第二条 この法律において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。
一 公用旅券 国の用務のため外国に渡航する者及びその者が渡航の際同伴し、又は渡航後その所在地に呼び寄せる配偶者、子又は使用人に対して発給される旅券をいう。
二 一般旅券 公用旅券以外の旅券をいう。
日本の旅券のうち、日常目にする旅券が一般旅券である。つまり、日常目にしない特殊な旅券が公用旅券であるといえる。
また旅券法には定義が無いが、日本には他に「外交旅券」という特殊な旅券もある。外務公務員等に発給されるものとされる。
特徴
形状は一般旅券や公用旅券と同様に手帳型で、表紙に国章の菊の御紋章が描かれるのも同様である。但し、色は一般旅券とは違い濃緑色である。
表紙も若干違い、国章の上は、一般旅券なら「日本国」「旅券」と書かれる箇所に「日本国」「公用旅券」と書かれ、国章の下は、一般旅券なら「JAPAN」「PASSPORT」と書かれる箇所に、「JAPAN」「OFFICIAL PASSPORT」と書かれている。
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