マイクロフォーサーズシステム
読み:マイクロフォーサーズシステム
外語:Micro Four Thirds
4/3型の
撮像素子
を用いた
デジタルカメラ
システムの一つ。m4/3 とも書かれる。
目次
概要
特徴
もろもろ
マウント
撮像素子
協賛メーカー
概要
フォーサーズシステム
と同様にオリンパスとパナソニックによって策定された。フォーサーズシステムより、更なるボディの小型化を目指す
一眼カメラ
である。
従来のフォーサーズと撮像素子自体は同じだが、光学系が変更され、ボディの小型化を実現させた。
これに伴いマウントも変更された。従来のフォーサーズ用レンズはアダプター経由で接続できる。
特徴
もろもろ
35mmを崇拝するようなマニアは、元から相手にしていない割り切りの仕様である。
主なターゲットは、熟女層と思われる。小型軽量で実用的な撮影が可能なこの一眼カメラは、か弱い(のかどうかは定かではないが)女性向きと思われる。
しかし、単焦点レンズ(20mm F1.7)のあまりの薄さは、マニアも興味津々で見ているようである。
ちなみにボディもレンズも格安なのにもかかわらず実用充分な性能があり、写真展に出してもフルサイズ機と張り合える画質が確保されている。
マウント
マウント外径は、約6mm縮小された。従来のレンズを接続するにはアダプターが必要である。
また、マウントとボディの電気接点数は9点から11点に増やされた。これにより拡張性を確保するとしている。
撮像素子
撮像素子は従来のフォーサーズと同じ。次の大きさの撮像素子を使う。
長辺(横) 18.0mm
短辺(縦) 13.5mm
センサー対角長 21.63mm (
35mmフルサイズ
(36mm×24mm)の対角長43.26mmの1/2)
面積 2,430mm
2
センサーサイズは、実際には約17.3mm×13mmである。これは対角長21.63mmが基準としてまずあり、ここから
ピタゴラスの定理
を使って導かれる4:3の辺の長さは約17.3mm×13mmとなるからである。
なお、4/3とは4/3インチ(3.39cm)に由来するが、
CCD撮像素子
がこの大きさな訳ではない。CCD素子の寸法表記は、かつての撮像管における相当のイメージサイズで記載されている。
協賛メーカー
概ね参入順。
オリンパスイメージング ‐ 規格策定企業
パナソニック
‐ 規格策定企業
ライカカメラAG
コシナ ‐ 2010(平成22)年8月26日に参入を発表
シュナイダー・クロイツナッハ ‐ 2011(平成23)年2月4日に参入を発表
駒村商会 ‐ シュナイダー社製品の日本代理店。シュナイダー社と共に参入を発表
カール・ツァイスAG ‐ 2011(平成23)年2月7日に参入を発表
シグマ ‐ 2011(平成23)年2月9日に製品の開発と発売を正式発表
アストロデザイン ‐ 2012(平成24)年1月26日に参入を発表
ケンコー・トキナー ‐ 2012(平成24)年1月26日に参入を発表
タムロン ‐ 2012(平成24)年1月26日に参入を発表
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