ら (接尾語)
読み:ら
名詞、代名詞、形容詞、擬態語などに附し、複数、曖昧性、状態などを表わす。
概要
「ら」の仮名文字は、ひらがなもカタカナも、共に「良」の字を由来とする。
このため、「ら」の「当て字」として「良」の字が使われ、接尾語であることが分かりにくい単語も幾つか存在する(野良など)。
現代日本語表現において、複数を表わす時は、「ら」には「等」の字を当てるのが一般的である。
用例
- 人を表わす名詞や代名詞に用いる用法
- 複数形の表現 「君―」「僕―」
- 謙遜の表現 「私―」
- 蔑視の表現 「お前―」
- 一般の名詞に用いる用法
- 語調の調整 「野―」
- 曖昧な表現 「明日―」
- 指示代名詞に用いて、おおよそを表わす用法 「こち―」「そち―」「あち―」「どち―」「そこ―」「これ―」
- 形容詞の語幹などに附して、その状態であることを表わす (古語用法)
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