歪曲補正 |
辞書:文化用語の基礎知識 芸術・視覚編 (LAVART) |
読み:わいきょくほせい |
外語:distortion correction |
品詞:さ変名詞 |
生じた歪曲収差を電子的に加工して修復する処理のこと。
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概要 |
カメラでもビデオカメラでも、光学系の仕様により、糸巻き型歪曲やたる型歪曲などの歪曲収差が生じることは避けられない。特に、安価に作らざるをえない民生機では光学系も安物にならざるをえず、結果として安くて精度の悪いレンズで、大きな歪曲が生じる。
画像は撮像素子で得られるが、これをソフトウェアによる画像加工処理によって歪曲が少なくなるように加工され、記録されるのが一般的である。この時の処理を、歪曲補正という。
特徴 |
歪曲補正はソフトウェア処理だが、速度が要求されるので一般に専用IC内の回路で行なわれる。
但し民生機の場合はここもコストカットの対象箇所であり、ゲート数を減らすために完全に歪曲が除去できない簡素な処理となることもある。民生機のビデオカメラでは通常、周辺部に数パーセントの歪曲が残留している。
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