了法寺
読み:りょうほうじ
外語:Ryo^ho^ji Temple

 東京都八王子市にある日蓮宗の寺院の一つ。日蓮宗松栄山了法寺。
目次

情報

基本情報

位置情報
 国道20号沿いにあり、寺までは50メートルほどの参道がある。

特徴

由緒
 1300年代中頃に創建。鎌倉に開山した霊石寺院、大光山本國寺の隠居寺として、同様に鎌倉に創建された寺が由来である。
 後に大光山本國寺は京都に移転、了法寺は1490(延徳2)年に元八王子に開創された後、現在の場所へと転寺した。
 

萌え看板
 かつてはごく普通の地味な寺だった。しかし2009(平成21)年5月16日、参道入口に仏教の神様などを萌えキャラ化した看板が設置され、若者、特にオタクの心を鷲づかみにする寺院に変貌した。以降、若い男性の参拝者が激増したとされる。
 
 更に携帯電話機向けの公式サイトではキャラ説明に加えて萌えキャラの壁紙プレゼントまで行なっている。
 絵を描いたのは、声優兼イラストレーター兼まんが家の「とろ美」とされている。弁財天を萌えキャラ化した「とろ弁天」に、その名が見られる。
 あまりの萌えっぷりに、了法寺は「ア法寺」(あほうじ、あほうでら)などとも呼ばれるようになった。公式サイトに以下の一文が書かれたが、効果は無さそうである。
 ※「アほうじ」又は「アほうでら」と読まないでください。
 後に、次のように書き換えられた。
 ※ここに書かれていた注釈は、住職の意向により削除されました。
 住職は「ア法寺」であることを自認しているのであろう。

煩悩
 煩悩に満ちあふれた寺の、煩悩の一部。日蓮宗ではあるが、こちら方面では「宗派を超えたアグレッシブな活動」をしているようである。

メイド喫茶
 2009(平成21)年11月21日、11月22日の二日間で催される「八王子いちょう祭り」に合わせ、境内にオリジナルのメイド喫茶を出店すると公式サイトにて報じられた。
 「八王子いちょう祭り」は甲州街道に植樹されたイチョウ並木の色付きに合わせて行なわれる祭りで、2009(平成21)年で30回目とされる。
 以前より住職がメイド喫茶に興味関心があり、祭りに合わせて境内で何か催し物をするにあたり、結果としてメイド喫茶を出店する運びになったとのことである。境内にテントを張り、20席程度の客席を設ける予定とする。
 店名は「お帰りなさいませ了法寺へ☆
 煩悩だらけの寺と住職である。とても成仏できそうにはない。

寺ズッキュン!愛の了法寺!
 了法寺のテーマソングが作られ、CDが販売されている。電波系、萌え系のイロモノな曲である。
 メインの曲は「寺ズッキュン!愛の了法寺!」なるもので、他の曲も含め、イオシスのARMが主に作曲、イオシスの夕野ヨシミが主に作詞をしているようである。
  1. 寺ズッキュン!愛の了法寺!
  2. さとりDEポン!
  3. 僕の仏陀のプロペラは、素晴らしきかなメイド イン ニルヴァーナ(二人用)
  4. 如来16(涅槃モード)
  5. 寺ズッキュン!愛の了法寺!(ショートVer)
  6. 僕の仏陀のプロペラは、素晴らしきかなメイド イン ニルヴァーナ(一人用)
 6曲で1600円は相場としては高い気がするが、恐らくお布施込みなのだろう。何かの御利益があるのかもしれないし、無いのかも知れない。

キャラグッズ展開
 萌えキャラの代表が「とろ弁天」ということで、様々なキャラクターグッズ展開がなされている。
 とろ弁天(中の人は「とろ美」)が釈迦の生涯を朗読するというCD「がうたま・れじぇんず」がコミックマーケットで販売された。
 いろいろなコラボや地方展開が豊富な「ハローキティといっしょ!」と「とろ弁天」がまさかのコラボレーションを実現、やはりコミックマーケットの「ハローキティといっしょ!」ブースで販売されたりした。
 角川書店刊の4コマまんが雑誌「nanoA」(なのエース)で「ようこそ了法寺へ」の題で4コマまんがの連載まで始まった。
 その後も、了法寺グッズ、CDは続々と登場。煩悩はとどまるところが無い。

コスプレ法要
 2014(平成26)年5月25日、コスプレイヤーが集結し、住職による祈願法要や写経会、さらに本堂での撮影会などが開催されたという。
 これは、コスプレーヤー向け専門サービス「オタフリ」のオープニングイベントとして開催されたもので、主催者は、日常と違った会場を探していたら了法寺が見つかった(意訳)とのことである。

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