シ
読み:シ
アイヌ語などで使用されるカタカナの一つで、小書きのシ。子音「s」を表記するときに使う。
情報
字源
カタカナ「シ」を小書きしたもの。
日本語ではあまり使われない発音で、シに近いが子音のみを発音する。
表記
用例
アイヌ語や朝鮮語では子音のみの発音が存在する。その表記には主としてウ段の小書きが使われるが、アイヌ語の場合、sの場合は前の音にかかわらずイ段のシで発音/表記されることが多い。
- アット〓シ(アットゥシ) /attus/ ‐ (オヒョウの皮の繊維で作られた)織物
- ウパシ(ウパシ) /upas/ ‐ 雪
- エムシ(エムシ) /emus/ ‐ 刀
- エレクシ(エレクシ) /erekus/ ‐ タラ(鱈)
- カルシ(カルシ) /karus/ ‐ キノコ
- ニシクル(ニシクル) /niskur/ ‐ 雲
- フシコ(フシコ) /husko/ ‐ 古い
符号
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