迹門 |
辞書:文化用語の基礎知識 民俗学東洋・仏教編 (LFOLKEB) |
読み:しゃくもん |
品詞:名詞 |
妙法蓮華経(法華経)は全部で28の章(二十八品)で構成されており、このうち前半の14品を迹門という。
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概要 |
法華経が経典として重視されるのは、二乗作仏と久遠実成を説くからである。
うち、前半の迹門では二乗作仏、つまり仏性の普遍性が説かれており、仏教の平等思想を説くものとなっている。
迹門の中心は第2章である方便品第二であるとされており、在家の信徒は主として、朝夕、本迹から各々1品ずつ読経するが、うち迹門からは方便品第二を読経することが多い。
特徴 |
迹門は、平等思想、つまり仏性の普遍性を説く。
この宇宙に遍く一切のものは、平等に仏になることができるという仏性の平等性を説いており、後半の本門の説く普遍性および永遠性と共に、仏教の思想の神髄であると考える宗派が妙法蓮華経を経典として用いる。
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